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第39回「創業社長の終わり方」

廃業することは簡単なことなのか

読むポッドキャスト 第39回「西村豪庸の『社長工場』」

    トピックス一覧
  1. 創業社長の終わり方にはどんな方法があるのか
  2. 西村工場長は自分の子どもに会社を継がせる?継がせない?
  3. 興す初代、繋ぐ二代、潰す三代目
  4. 会社を廃業することは簡単なことなのか
  5. もしも、自分の会社が赤字になった場合
  6. 会社が負債を抱えて倒産したときは、必ず自己破産しなければならないのか
  7. 赤字に転落した場合は諦めて倒産するべきか、それとも資金が底をつくまで頑張るべきか

創業社長の終わり方にはどんな方法があるのか

ナレーターやまだひさし

「西村豪庸(にしむらひでのぶ)の『社長工場』」!!

こんにちは、やまだひさしです!
ポッドキャスト番組、西村豪庸の社長工場では、インスタイルグループの代表を務める経営コンサルタントの西村豪庸さんが、ビジネス、経営に関することを独自の視点で解説していきます。

西村さん本日もよろしくお願いします。

今回のテーマは

「創業社長の終わり方」

今までのポッドキャストでは、

「起業しろ」

「社長になろう」

っていうような始め方については、よく話をしたりアドバイスをしてたんですが。

起業したベンチャー社長やこれから起業しようと思ってる方たちは、意外と終わり方は考えてないんじゃないかと思います。

工場長西村豪庸

俺だって考えてないよ 笑

ナレーターやまだひさし

そうですよね 笑
今だと人生で言ったら “終活” っていう新しい言葉がありますよね。

工場長西村豪庸

終わる方のやつですね。

ナレーターやまだひさし

今日は仮説でもいいんで、創業社長の終わり方っていうのをヒデちゃんと一緒に考えていきたいと思います。

創業社長は自分で会社を作って育てるわけだから、自分が死ぬ頃に子どもや身内に継がせるパターンだったり、 どっかの会社に譲渡や売却したり、廃業するっていうこともあったりしますよね。

他には創業社長の終わり方ってどんな方法があるんですかね?

工場長西村豪庸

やっぱり、あれじゃないですか。
多額の借金を負ってから船に乗って、カードを何枚か渡されて限定ジャンケンをして…。

ナレーターやまだひさし

ざわ・・・ざわ・・・
ざわざわがこの番組でよく出てくるんですよ 笑
それは、大借金して倒産ってことですよね…。
終わり方として最もキツイやつですよ!

創業社長っていうのは、倒産のことも常に考えて、責任を取んなきゃいけないですもんね。

多分、20年くらい前からだと思うんですけど、ホリエモンや村上ファンドの出現でM&Aみたいな言葉が出てきて。

当時、我々はチョコの名前だと思ってましたから。

工場長西村豪庸

「聞いちゃったかといえば聞いちゃったんだよな」

ナレーターやまだひさし

「聞いちゃったかといえば聞いちゃったんだよな」
という有名な言葉があるように 笑

M&Aは売るってことでしょ。
でも、自分が育てた愛着のある会社じゃないですか。
人に売ると、全然違う形になる場合もありますよね?

ヒデちゃん的には別に気にしてない?

工場長西村豪庸

えっ、気になるんだったら売らなきゃいいんじゃないですか 笑

ナレーターやまだひさし

でも、立ち行かなくなっていて。

「続けてくれる人がいるなら続けてほしいな」

みたいな想いもあるっていう場合は?

工場長西村豪庸

じゃあしょうがない。
だからそれは、上場はするけど自分勝手にやりたいのと一緒ですよね。

「じゃあ上場すんなよ」

って話じゃないですか。

ナレーターやまだひさし

両方は無理ですよと。
そんな良いとこ取りはできませんよっていうことか。

工場長西村豪庸

良いとこ取りが全部できないわけじゃないけど、無責任なというか。

「それは乱暴だろ」

みたいなのは、たまにあるんですよね。

今ではM&Aされた、老舗の大きい会社が8年前くらい前に僕のところに来て

「うちはもう〇〇元年から代々、何年目で、普通は君みたいな若造が買える会社じゃないんだよ」

みたいなことを言われて。

ナレーターやまだひさし

目の前でガチで言われたんですね。

工場長西村豪庸

これも言われたんだけど、

「金は出していいけど、口は出してもらっちゃ困るからね、君」

「うちは本来、君みたいなのが買える会社じゃないんだよ」

とか、他にも結構いっぱい言われたんだよね。

ナレーターやまだひさし

当時はやっぱり言われるんですね。

工場長西村豪庸

「おぉすげぇなコイツ」って思って。

ナレーターやまだひさし

「立場を分かっているかな?」ってことですよね。

工場長西村豪庸

だから僕も、

「そんなこと言ってるから会社が傾くんですよね。アハハハ」

って言いましたよね。

ナレーターやまだひさし

それを言われて、そのおじ様はどんな顔してましたか?笑

工場長西村豪庸

漫画だったら、こめかみに筋を描くなっていう感じの顔してて 笑

「こいつふざけてんなー、絶対一緒にやれないな」

って思ったので、一品目を食べることなく俺は席を立ちましたけど。

まぁ、大きい会社の先輩に電話して

「俺はちょっと無理ですけど、先輩は、あぁいうの上手いっしょ?」

って言って譲りましたけど 笑

ナレーターやまだひさし

もういいです、と。
やっぱり、当時は乗っ取りみたいにしか思ってないですもんね。

工場長西村豪庸

すごかったですよ。
そういうときってだいたい、間に入ってる人がちょっとタチが悪いというか調子良くて。

「先方もぜひ、西村さんにお会いしたいって感じなんです!」

みたいなことを言うから

「じゃあどうぞ、ぜひ」

って言って実際に会ってみたら、すごいふんぞり返って

「そこへ直れ」

みたいなことを言われるから。

ナレーターやまだひさし

なんだこれと 笑

工場長西村豪庸

直るわけないじゃないですか!笑

「俺はお願い申し上げて売って頂きに来てないんで」

ってこのまま言ってやりましたよ。

ナレーターやまだひさし

これは難しい関係ですね。
お互いに理解がなければ確実にうまくいかない。

西村工場長は自分の子どもに会社を継がせる?継がせない?

ナレーターやまだひさし

例えば、ヒデちゃんの子どもが

「会社を継ぎたい」

と言ったとします。

本人が継ぎたいと言ったら、インスタイルグループを継がせますか?

工場長西村豪庸

多分、継がせないですね。

ナレーターやまだひさし

これは自分が作った財産だと、もったいないからそのまま子どもたちに渡して

「お前が継げばいい」

みたいな方も多いですよ?

工場長西村豪庸

僕ね、親バカの才能ゼロなんですよ。
キッザニアの話をした回で話したかもしれないですけど、本当に親バカの才能は1ミリもなくて。

もし、うちの子が86点で隣の子が87点だったら

「隣の子が1点多いね」

って言っちゃうタイプなんですよ。

だから、うちの子が、うちの会社を継ぐのに一番向いてたら考えます。

ナレーターやまだひさし

それは別に、世襲で選ぶわけでもないということですね。

今、子どもに会社を継がせようとしている人に何かアドバイスできることとしたら、今のうちから子どもに株を持たせたりしておいた方がいいんですかね?

工場長西村豪庸

まぁ、株価が安いうちに渡しといた方が、相続税は安いでしょうね。
相続をさせるために、1回、株価を下げる社長とかいますからね。

それを俺が良いとするか悪いとするかは別として、それはもう個人の好みの問題なんで。

興す初代、繋ぐ二代、潰す三代目

工場長西村豪庸

よく「潰す三代目」って言うじゃないですか。
興す初代、繋ぐ二代、潰す三代目みたいなの。

あれ日本の相続税を考えたら、実効税率が30%で推移しているとして…

ナレーターやまだひさし

なるほど、30、30、30みたいな。
きれいに100消えちゃう 笑

工場長西村豪庸

9割消えちゃうぜ、みたいな。
そりゃ潰れるわ 笑

ナレーターやまだひさし

あの仕組みの被害者の可能性もありますよね。

工場長西村豪庸

だから必ずしも、三代目の能力が低いわけじゃないかもしれないですよね。

ナレーターやまだひさし

まぁ往々にしてあるんですけど、そこもね。
あんまり考えずに来たり。

工場長西村豪庸

もちろんね。
よく言われるのが、とりあえず頑張って血ヘドを吐いて作った初代と、それを見てた息子、パッパラパーの何も知らないボンボン、ってあるけど、何十代も続いて

「老舗だな」

って言われているところって、例えば相続税の実効税率30%だとしたら、自分が100で継いで100で渡すためには、1回、130にしないと100にして渡せないっていうことじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

それをしていればそのまま減らずに継承できるという。
確かに、そんなことなかなか難しいですもんね。

工場長西村豪庸

100のものが二代目で70になり三代目で49になり、3割ずつ減っていったら
だいぶ、しんどいですよね。

ナレーターやまだひさし

確かに、このルールだと難しい…

工場長西村豪庸

まぁ、しゃあないですよね。

会社を廃業することは簡単なことなのか

ナレーターやまだひさし

「社長をやりたかったらやればいいんだよ、今なんて簡単に会社は作れるんだから」

っていう話を前にしてましたが…

会社を廃業するのも簡単なんですか?

工場長西村豪庸

簡単じゃないですか。
どのくらい借金がある、とかにもよりますけど。

よくあるのが、
黒字でも赤字でも決算をしめて、もう商取引をしない。
っていうのが結構多いんですよ。

ナレーターやまだひさし

要するに、休眠会社的な感じですね。

工場長西村豪庸

そう、休眠が10年続くと完全に閉鎖されるから、それまで放っておくっていう人が多いですよね。

お金も手間もかかるから、いちいち閉鎖登記しないっていう。

だから自然死 笑
1回、ちゃんとキュッと殺さないっていうのが多いですよ。

ナレーターやまだひさし

放ったらかし、ということですね。

工場長西村豪庸

だから、中小企業400万社とかって言われてるうちの何社かは、絶対休眠してたりすると思います。

ナレーターやまだひさし

社名的なものはまだ残っているが、実態は何もしてないっていうのは多いんですよと。

工場長西村豪庸

あると思いますよ。

わざわざパリッと会社を作る人はいても、わざわざパリっと閉める人ってあんまりいないんでね。

ナレーターやまだひさし

確かにね。
そのときだけは好きになると

「付き合おう、付き合おう」

って言うんですけど、あまりちゃんと

「別れよう」

って言わない人、結構いますよね。

工場長西村豪庸

いやいやいや、なんで俺の方を見ながら言うんですか 笑

もしも、自分の会社が赤字になった場合

ナレーターやまだひさし

自分の会社が赤字になっている場合は、会社を売ろうとしても簡単に買い手は見つからない?

工場長西村豪庸

見つかんないじゃないんですか。
だって、赤字の会社ほしいですか?

ナレーターやまだひさし

それは買ってくれた場合、今度はその人が引き継がなきゃいけないからってことですよね。

工場長西村豪庸

逆に、死ぬほど黒字で笑いが止まらないんですけど、30円で売ります。
って会社もなかなかないから。

ナレーターやまだひさし

そこは、もちろん見て決めるけどってことですね。

工場長西村豪庸

僕は、赤字の会社を買ったりしますけど。

ナレーターやまだひさし

これはどうして?

工場長西村豪庸

さっき言ったように、黒字でバンバン調子がいいところで

「売ります」

っていうのって、何かツッコミどころというか、罠を探すのが面倒くさいけど

「赤字だから売ります」

っていうのは

「赤字だからでしょ」

って、わかるじゃないですか。

自分が立て直せると思ったら安く買えばいいし。

ナレーターやまだひさし

別に"自分がゼロから起業するよ"じゃなくて、"赤字だけど、結構いいことはしてる"という会社で、ヒデちゃんのコンサルやいろんな知恵、知識が入れば黒字化できるな、と思うものは買う場合もあると。

工場長西村豪庸

でも、だいたい安いですけどね。

会社が負債を抱えて倒産したときは、必ず自己破産しなければならないのか

ナレーターやまだひさし

会社というのは、

「赤字で負債があって、個人保証が付いているけど返済ができない」

みたいな場合は、自己破産しか方法はないんですか?

工場長西村豪庸

会社を倒産させたときに、会社の破産、倒産と自己破産が連動してない場合もあるから、会社さえ潰しちゃえば、連帯保証をしてても

「会社の債務がなくなる、イコール個人にも来ない」

って場合もあれば

「個人で連帯保証をして個人にも来るから、個人でも自己破産しなきゃいけない」

っていう2パターンじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

両方被むる、ということではない場合もある。

工場長西村豪庸

だいたい中小企業のおとっつぁんなんかは、連帯保証しているでしょうけどね。

ナレーターやまだひさし

そうでなかったら、

「会社だけ潰せばチャラなのか?」

って話になるから。
そんな簡単には貸してくれるとこもないでしょうし。

工場長西村豪庸

そうですね。

ナレーターやまだひさし

じゃあ、個人でその引受もしてるって場合は、やっぱり自己破産しか方法はない?

工場長西村豪庸

そんなこともないでしょうけどね。
さっき言ったみたいに、中には赤字でも債務を引き継いでみたいな、いろんな方法があるんですけど

人間、お金に詰まると選択肢が狭まって、ドンドン視野が狭くなってくるから、自然と "これしかない" って思うんだけど、意外と "なんちゃない" ってあるんですよ。

昔、お金が増えると選択肢が増えるから、選択肢が増えるとお金が増える、っていう話をしたと思うんですけど、それと一緒で、お金が減ると選択肢も狭まる人が多いんですよ。

横から冷静な人が見ると

「こんな選択肢もあるよね」

みたいなときもあるんで、コミュニケーションを取った方がいいですよね。

ナレーターやまだひさし

特に社長だと、なかなかそういうことを相談できなかったり、プライドも邪魔してたりすると

「俺、これ以上は無理なんだ」

って言って、変な話ですけど自殺しちゃう人もいたりしますね。

工場長西村豪庸

そうなんですよね。
僕はその辺のプライドは全然ないので、

「ピンチ、助けて」

って2秒で言える人なんです。

ナレーターやまだひさし

むしろ、そういうことが言えた方がよっぽど違う観点から

「こんな角度があったじゃない」

「まだこの道あるよ」

ってこともあり得るってことですね。

例えば、

「もう自己破産しかない」

ってなった場合は、簡単にできるものですか?

工場長西村豪庸

できるんじゃないですか。

ギャンブルで作った借金だって、買い物で作った借金じゃないから。
事業で作った借金なんて簡単に自己破産できるでしょ。

ナレーターやまだひさし

理由が明快な場合は、法律的にも認められることが多いからね。

ただ、そこから先の何年かは自由がなくなるって聞きますよね。

工場長西村豪庸

まぁでも、額(ひたい)に破産のハンコを打たれるわけでもないんで、別にやりゃいいんじゃないですか。

俺はやらないけど。

クレジットカードを作りにくくなるって聞きますよね。
でも、それはしょうがないんじゃないですか。

赤字に転落した場合は諦めて倒産するべきか、それとも資金が底をつくまで頑張るべきか

ナレーターやまだひさし

じゃあ、これはどうでしょう?

経営していた会社が、一時は好調でガンガンいってたんですが、徐々に売り上げが落ちてきて赤字に転落しました。

この場合、資金が底をつく前に売却するか?

もしくは、廃業、倒産の準備を進めるべきか?

それか、資金がなくなるまでは、諦めずに自力で頑張るべきか?

工場長西村豪庸

基本的には僕、どうせ潰れる会社は、一生懸命頑張って潰した方が傷が深くなるので

「横を向いて寝て潰しなはれ」

って言うんです。
要するに、どうせ潰れるなら

「何もすんな」と。

だから、一生懸命頑張ったら神風が吹く、みたいな経営をする人が多いんですけど、諦めた方がいいですよ。

ナレーターやまだひさし

もしかしたら、それは時代に合ってないのかなど、きっといろんな要因もあると思いますが

「この流れになった場合」

ということですね。

工場長西村豪庸

自分でちゃんと、ストーリーが描けるんだったら、もちろんいいけど。
赤字は何でも悪じゃないし。
ダウントレンドはなんでも悪じゃないけど。

ナレーターやまだひさし

それこそ、初期投資の場合もあるだろうし。

工場長西村豪庸

結局、日本の経営者って古来より、"籠城(ろうじょう)"みたいな経営をよくするんですよ。

籠城っていうのは

「援軍をあてにした戦略」

なんですよね。

だから、援軍がどこなのかっていうのを聞いたときに、

「神風が吹く」

だったりするんですよ。

ナレーターやまだひさし

援軍、人じゃないじゃないですか 笑

工場長西村豪庸

でもね、経営者に結構こういう人が多くて

「3月まで乗り切ればこういう受注、発注があるからそれまで耐えるんだ」

っていうのは、全然戦略的な撤退だったり。

ナレーターやまだひさし

これは、援軍がいる場合ですね。

「もうちょっと待て」と。

工場長西村豪庸

このときの籠城は全然ありなんですけど、さっき言ったみたいに経営してた会社が一時はよかったんだけど、だんだん売り上げが落ちてきて赤字に転落して、このままいくと

「資金が底を尽きそう」

ってなっているときは

"兵糧(ひょうろう)が底を尽くけど、とりあえず籠城してるか"

もしくは

"今すぐバンザイするか"

って聞かれていると思うんですよ。

今すぐバンザイしたほうが、兵糧残ってますから。

ナレーターやまだひさし

まだ何か、違う道はあるだろうと。

工場長西村豪庸

そう。
そのまま籠城してても、兵糧を食いつぶすだけですから。

だから何度も言うけど、ストーリーがあるんだったらいい。
援軍があるんだったらいいけど

「よく分かんないけど、とりあえず籠城してないか?」

っていうのを聞くと、案外こういう経営者って、よく分かんないけど籠城してるんですよ。

ナレーターやまだひさし

いますねえ。
全然、何の理由で籠城しているかを言えてない。
明快じゃないのに籠城している。

工場長西村豪庸

毎月、籠城みたいな。
月末に

「今月も乗り越えた」

みたいな。

ナレーターやまだひさし

「最近ずっと籠城してません?」

「去年1年、ほぼ籠城で終わってません?」

みたいなことですね 笑

これじゃまずいですもんね。
傷が大きくなる前に、1回、傍(はた)から見てもらうっていうことも大事かもしれませんね。

工場長西村豪庸

だから、良い潰し方と悪い潰し方があるし、V字回復がないわけじゃないし、それをどういうストーリーでやるのかってことなんですよね。

前提条件が狂ったときに、こういうつもりだったけど、うまくいかなかったからってそこはスパッとやらないと。

以前、やまださんが言っていた、どこかのお好み焼き屋さんでしたっけ?
前が学校だったけど、すごい進学校になっちゃったとか。

ナレーターやまだひさし

そうですよ、男子校のちょっと悪い学校だったんで、みんな授業をサボッてそこのお好み焼き屋へ行ってたんですよ。

それが共学になってレベルが上がっちゃって、買い食い禁止になっちゃった 笑

工場長西村豪庸

だけどそれが、ずっと籠城を続けてても多分、上手くいかないじゃないですか。

でも極論、来年になってもう1回、悪い学校に戻るって言うんだったら、それが分かってるから、

「あと3か月だけ籠城するんだ」

で、いいんですよ。

ナレーターやまだひさし

「また男子校になるらしいよ」とかね 笑

工場長西村豪庸

でも、ずっと共学でしょうし、学校のレベルも上がったままだと思うから、いきなり買い食い率は上がらないでしょう?

そしたら、もう大人しく籠城をやめて、引っ越すなり、お好み焼き屋をやめるなり、 文房具屋に変えるなり、参考書屋に変えるなりしないとダメですよね。

ナレーターやまだひさし

本当だわ。
だけど、分かってるけど

「みんな愛して来てくれたお好み焼き屋さんだから」

ってなっちゃうんですよね。

「たまにOBも来てくれるし」

みたいな話になると、やめられてない人が多いですよね。

「だけど赤字なんでしょ?」みたいな。

これ日本っぽいね。

工場長西村豪庸

愛してくれているのはいいんですよ。

俺も、「鮨とみ田」を開けたとき、市場は日曜日と水曜日が休みで日曜日は開いてないお店が多いから、

「日曜日開けてくれたらヒデちゃん、みんな嬉しいよ」

ってみんなが言うから、1年間日曜日を開けて、水曜日休みにしてやってみたんですよ。

日曜日、人が来ねえ…笑

ナレーターやまだひさし

アハハハ、あんだけ言っておいて。
結果、「来ねぇじゃん」と。笑

工場長西村豪庸

2年目から、日曜休みにして水曜は営業したよね。笑

やっぱ俺だって、言うことを聞いてみるときもある。

「助かるよ、日曜日」

とか言うからには、

「毎週来るかな?」

って思ったら来やしねぇよ 笑

ナレーターやまだひさし

その人は多分、全体の1%なんでしょうね。
だとしたら、その人が日曜に来て、あと99%分ぐらい使ってくれるなら

「この人のために開けてもいいかな」

って思うけど 笑

今、飲食の例えで言ってくれましたけど、他の会社でも実はみんな同じようなことを、傷が大きくなる前に気づいてるはずなんですよね。

工場長西村豪庸

やっぱり"それでやり続けなきゃいけない"っていうルールじゃないから。

「企業の目的が何か」

だと思うんです。

だからそれこそ

「跡を継いじゃったから、しょうがなく」

じゃないけど、やっぱりちゃんと
顧客に価値あるものを提供して、おあしを頂戴して、その結果自分も周りもハッピーになることが企業の目的だから

でも月末を乗り越えることとか、経営を続けることが目的になってしまいがちだけど、そうじゃないから。

そこの原点をもう一度思ってくれたら、残った兵糧は少ないかもしれないけど、それをもう1度、次のところに討って出るために、1回は失敗しちゃったけど2回目はこうやってやろうみたいにやりようはあると思う。

それがゼロになるまで一生懸命しがみついても、あまりいいことはないから。

ナレーターやまだひさし

確かに。
そこは創業したときと同じように、そこでやめるときの思い切りも大事ということですね!


「西村豪庸の『社長工場』」
「毎週1000万投資」と題しまして、情熱を持った起業家へエンジェル投資を行なっております。

エンジェル投資の詳細は第7回第8回の放送をお聞きください。

また、番組への質問・ご意見は下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。

西村さん本日もありがとうございました。

工場長西村豪庸

ありがとうございました。

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ポッドキャスト番組 西村豪庸の「社長工場」で聞きたいこと、起業・経営などで悩まれていること、今後取り扱ってほしいテーマ、ご感想など、皆さまからのご質問をお待ちしております。

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