Podcast

第28回 「デジタルファースト法案 斜陽産業社長の戦い方」

ニーズ商品かウォンツ商品かをまずは理解する

読むポッドキャスト 第28回「西村豪庸の『社長工場』」

    トピックス一覧
  1. デジタルファースト法案であらゆるものがデジタル化へ
  2. 可決されれば会社が24時間で設立できる可能性も
  3. デジタルファースト法案によって大打撃を受ける業界とは
  4. 西村工場長がハンコ屋の社長だったら法案可決後はどうするのか
  5. ポケベル屋さんはなくなったけどコミュニケーションがなくなったわけじゃない
  6. ニーズがなくなったらウォンツ商品に切り替えていく戦略をとる
  7. 斜陽産業と呼ばれている会社の戦略とは
  8. ビジネスをやるかやらないかは “前提条件が狂ったか” で判断する
  9. 人は先の可能性を低く見積もり手元にあるものを高く評価して勝つ確率がない手札にこだわってしまう
  10. 前提条件が狂ってお客さんがまったく来なくなってしまったお好み焼き屋さん
  11. ニーズに寄っているのかウォンツに寄っているのかはマーケティングの基本

ナレーターやまだひさし

西村 豪庸(ひでのぶ) の社長工場!!


こんにちは、やまだひさしです!

ポッドキャスト番組「西村豪庸の『社長工場』」では、インスタイルグループの代表を務める、経営コンサルタントの西村豪庸さんが、ビジネス・経営に関することを独自の視点で解説していきます。

西村さん本日もよろしくお願いします。

工場長西村豪庸

お願いします。

デジタルファースト法案であらゆるものがデジタル化へ

ナレーターやまだひさし

突然ですが、西村さん。
「デジタルファースト法案」をご存知ですか?

工場長西村豪庸

あれですよね?
あの…デジタルをファーストにするやつですよ。

ナレーターやまだひさし

正解です。
ホントに知ってますか?笑
忙しいから最近のこういうニュース知らないでしょ〜?

工場長西村豪庸

知らない 笑

ナレーターやまだひさし

滅多にないことですが、やまだが教えます!

工場長西村豪庸

はい 笑

ナレーターやまだひさし

日本政府が “2020年までにデジタル・ガバメントを構築すること” を目標に掲げて、いろんなものをデジタル化しようとしているうちの一つです。

工場長西村豪庸

助かるじゃないですか!

ナレーターやまだひさし

そうなんですよ!
特に行政手続きの申請。

「これまでは紙と印鑑での書類提出でいろいろ煩雑だったものを、オンラインで申請できるようにしよう」と。

「する」って書いてないんですよね。
「しよう」と 笑

工場長西村豪庸

それが通ったらってことですよね。

可決されれば会社が24時間で設立できる可能性も

ナレーターやまだひさし

今まではご存知の通り会社登記とかの承認に、なんだかんだ最短で12日間くらいかかるんですよ。

工場長西村豪庸

死ぬほどやってきましたから。

ナレーターやまだひさし

「なんでこんなに時間がかかるんだよ」

みたいなものが、デジタルファースト法案が可決されると24時間で会社が設立できてしまうと。



ちなみにデジタル・ガバメントの先進国で言うと「エストニア」で、最短18分で会社が設立できる。
…すごい時代です!

工場長西村豪庸

いいっすね!

ナレーターやまだひさし

可決されれば、引っ越しや介護、死亡・相続などのライフイベントの際の各手続きも、オンラインで申請できますから。

工場長西村豪庸

なるほど。

ナレーターやまだひさし

我々にとってはやっときたかと。

いいことのように思いますけど、西村さんはこの法案についてどう思われますか?

工場長西村豪庸

えっ、いいんじゃないですか!
楽じゃないですか!

ナレーターやまだひさし

本当に!?
そっち派ですか?

工場長西村豪庸

だって、オイラ手ぶら派ですから。

デジタルファースト法案によって大打撃を受ける業界

ナレーターやまだひさし

西村さん、思い出してみてください。

最初の頃は銀行で口座を作るにも印鑑が必要でした。
そして預けたお金を下ろそうと思ったら印鑑がいるんですよ。

どうしますか!?
ハンコ業界は大打撃です!

印鑑がなくなったら、西村さんはもうお金を下ろせません!
お金がいっぱいあっても印鑑がないんですから、どうにもなりません!

工場長西村豪庸

サインする!笑

ナレーターやまだひさし

サインとかでできる口座を作っちゃダメですって!笑

「印鑑じゃないとダメ」

っていう口座が世の中にはまだあるんですから!

工場長西村豪庸

まじっすか!
知らない 笑

ナレーターやまだひさし




ということで今日は、「もしものコーナー」でいきたいと思います。

デジタル、AIによって職を失ってしまう業界の社長たちも聞いている可能性があるわけですよ!
もうハンコを使わなくなるんですから、ハンコ業界の方にとったら大打撃!

工場長西村豪庸

可決されたら、ハンコは全部要らないですもんね。

ナレーターやまだひさし

シャチハタとか大変ですよ。

工場長西村豪庸

どこまで要らなくなるんだろうな。

ナレーターやまだひさし

そこですよ!
朱肉の朱色を一生懸命作ってきた朱色作り業界の人とかね 笑

工場長西村豪庸

朱肉業界じゃなくて、朱色作り業界!?笑

ナレーターやまだひさし

あと、印鑑を硬いとこで押すとうまく押せないときに使う緑のゴムの業界の人とか 笑

そういう人、大変ですよ!
さぁ、どうしますか!?

工場長西村豪庸

僕が緑のゴム業界の人だったら

「コースターだ」

って言い切って飲食店に売りつけます!

ナレーターやまだひさし

出た! 復活した!
さすがコンサルタント!笑

工場長西村豪庸

終わり!
おしゃれなコースターです 笑

西村工場長がハンコ屋の社長だったら法案可決後はどうするのか

ナレーターやまだひさし

じゃあ、グループのこととか代表のことを一切忘れてください!

工場長西村豪庸

はいはい!

ナレーターやまだひさし

朝起きたらハンコ屋の社長でした!

工場長西村豪庸

なんですか、そのカフカの虫みたいな!
『変身』みたいな 笑

ナレーターやまだひさし

運命に逆らえませんから!
生まれた土地が、たまたまハンコ業界のメッカだったとします。

そこのご子息で生まれました。

西村ハンコ店は代々ハンコ屋で、

「当然お前も継ぐんだぞ」

って言われて。

もうすぐ継がなきゃいけないときに、このデジタルファースト法案ですよ!

さぁ、ハンコ屋の社長だった西村さんは今からどうしますか!?

工場長西村豪庸

うーん…帰って寝るな!

ナレーターやまだひさし

まずね!笑
1日はいいよ!
これはたぶん知恵熱が出たんでしょう。

「まずい、親父になんて言おう…。継げないかもしれない…」と。

工場長西村豪庸

デジタルファースト法案が通ったとしても、どこまでなんでしょうね。

「認め印でいいですよ」

っていうのが来年になくなるかっていったら、なくならない。
それもなくなるってことですか!?

それも全部

「サインにしろ」

って言われるってことですか?

ナレーターやまだひさし

ただ、気が付いたら宅配便も最近は

「ハンコください」

って言わなくなりましたね。

「サインで」って。

工場長西村豪庸

AMEXもそうですけど、クレジットカードもサインすら要らなくなってて。

今後どんどん

「サイン自体が昔のセキュリティだから取る意味ねぇよ」

みたいな。

ナレーターやまだひさし

今はまだパスコードを打ってますけど、あれもなくなりそうですもんね。

工場長西村豪庸

使ってる場所と金額のデータを取っていくことになるから。


例えば、請求書とかどうするんだろうなぁ…

「全部サインして請求書を書け」

とかって言われたら…

ナレーターやまだひさし

エグい作業量ですよね。
ありえないですもんね。

工場長西村豪庸

なるだけだけど、死にたくなりますよね。

ナレーターやまだひさし

ある意味、会社とかだとそれを信用おける人間に預けてて、

「承認したよってことで押しておけ」

みたいなことよくありますもんね。

工場長西村豪庸

サインを書いてアドビの署名みたいな感じで持っといて、ハンコの代わりにポンって置くんでしょうね。

ナレーターやまだひさし

でもハンコ屋の社長なんです。

工場長西村豪庸

あっ、俺は継いだんですよね?

ナレーターやまだひさし

もちろんです。

工場長西村豪庸

申し訳ないけど、それ継いだんじゃなくて積んだっすね 笑

ナレーターやまだひさし

やべー!
社長聞いてる?笑

社長工場を聞いてて良かったね。

じゃあ、違う業界に移るということでしょうか!?

ポケベル屋さんはなくなったけどコミュニケーションがなくなったわけじゃない

工場長西村豪庸

いや、無理じゃないですか!

ポケベルは99年に終わったわけですけど、ポケベル屋さんを継いだみたいな。
ポケベル屋さんっていうのは結局コミュニケーション屋さんだったから、上位互換のメール屋さんとか携帯屋さんが出てきたときに潰されたわけですよね。

でも、コミュニケーションがなくなったわけではないじゃないですか。


ハンコの本質は証拠というか…

ナレーターやまだひさし

証明するためだけのものという。

工場長西村豪庸

いわゆる記名押印でいう押印の部分が要らないってなったとして、記名、署名の部分だけでいいと…

え、無理じゃないっすかね!?

レコードとかカセットみたいに

「コレクターズアイテムです」

みたいな。

ナレーターやまだひさし

そうだね、そっちだね。

工場長西村豪庸

それはあるかもしれないけど。

西村印影店はハンコのメッカにあるんですよね?笑

ナレーターやまだひさし

そうよ、代々だから!
「ハンコ御殿」とか言われてるんですよ!笑

昔はハンコで生計を立ててたけど、ハンコ御殿の固定資産税がだんだん払えなくなるわけですよ!

工場長西村豪庸

なるほど 笑

じゃあ…

「うちのハンコは象牙とかいろいろあって、いい感じのハンコなんだ」

みたいな高めのにして、コレクターズアイテム系とか付加価値系ですよね。


今後、公式文書には押さないけど私文書には打つと。

ナレーターやまだひさし

はいはいはい。

工場長西村豪庸

家系図に価値を見出してる人とかいるじゃないですか。

西村家は全然、誇れる家計でもなんでもないから家系図とか作ろうとは思わないけど、家系図を作れるビジネスとかあるじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

そういうところに売っていくと。

工場長西村豪庸

そういう感じでハンコを作るビジネスみたいな。

ナレーターやまだひさし

いいね〜!

工場長西村豪庸

もしくは、家紋を作るビジネスとかあるんですよ。

ナレーターやまだひさし

なるほど、掘る技術はもちろん持ってるし。

ニーズがなくなったらウォンツ商品に切り替えていく戦略をとる

工場長西村豪庸

例えば、自分の親父が遺言状を書いたときに、今までは

「実印を打て」

って言われてたところに

「署名をしろ」

と言われるんだけど、きっと実印も打つみたいな。

それは書道家にしろ画家の落款みたいなイメージで、

「これを使いなさい」

みたいなものは作っていけると思うけど、本当にニッチ商売というか。

今までハンコって結局は一番のニーズ商品だったわけですけど、それをウォンツ商品に切り替えていく戦略をとるしかなくなるってことですよね。

ナレーターやまだひさし

素晴らしい!!
さすがコンサル!!
答えが出た!

ウォンツならあり得ますね。
ここでしか作ってないってなれば、好きな人が買いに来るからいいんですよ!

工場長西村豪庸

逆に言うとニーズがなくなるわけだから、思考停止して問答無用で右から左に流していれば儲かったりだとか、とりあえず作ってればいいみたいなのは、ウォンツは喚起されないので。

ニーズは変な話 “しょうがないから買う” というか。

ナレーターやまだひさし

確かに、そうだね。

工場長西村豪庸

シートベルト屋さんみたいなもんですから!
車屋さんはシートベルトしなきゃいけないから買うので。

ナレーターやまだひさし

印鑑も「なきゃ無理だ」って言われたから。

工場長西村豪庸

それで言うと、付加価値を付けるとか高額商品にするとかウォンツにする。

「代々、西村家のハンコはこれですよ」とか。

なんの意味もないんだけど、それぞれの子供はそれで署名をして事務手続きとか行政手続きは会社にしても進んでいくんだけど。

でも、

「漢委奴国王の金印です」

みたいな 笑

「この印鑑が価値があるんだ」

みたいな。

日本刀って乱暴な言い方をすると、もともとはニーズ商品だったのが、今はウォンツ商品じゃないですか。

ナレーターやまだひさし

確かに!
やっぱりいつの世もこういうことって当然起きるね!

工場長西村豪庸

ピボットできる業種業態なのか、斜め上に持っていけるようなものなのか。
もしくは全然関係ないものなのかを考えた方が良くて。

斜陽産業と呼ばれている会社の戦略とは

ナレーターやまだひさし

他にも斜陽産業と呼ばれている会社の社長さんもいっぱい聞いているわけですよ。

同じような目線で生きていくしかないですかね。

工場長西村豪庸

まず、自分の斜陽産業と呼ばれている部分のニーズが減ってるのか、ウォンツが減っているのか。

そもそも自分は、ニーズ商品を売っているのかウォンツ商品を売っているのかをあんまり理解してないで、

「斜陽だ斜陽だ」

って言ってるんで、それによっても違うんですよね。


もし法案が通ったとしたら、ハンコ屋の例で言うと、ニーズ商品からウォンツ商品に切り替わろうとしている。
もしくは僕の言い方だと、ニーズがすごく減るか、なくなろうとしているから、ウォンツにするしかなくなってる。

そういうときに、どうするかなんですけど。


逆にポケベル屋さんで言うと、

「コミュニケーションしたい」

「通信したい」


っていうニーズが減っているわけではないじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

その必要性は絶対あるが、物が変わったってだけだ。

工場長西村豪庸

これで言うと、ポケベル屋さんっていうよりも、例えばFAX屋さんになるかもしれないですよね。
「あの会社、いまだにFAXを使ってるんだよ」

みたいなのって、今でも言うじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

確かに。

そうすると

「紙も要らねーし、あんな大きな機械も要らねーし」

ってことになっていって、どんどん変えられればいいけど。

工場長西村豪庸

でも、残ってる会社もあるじゃないですか。

「えっ! まだFAXくれとか言ってんの?」

みたいな。

ナレーターやまだひさし

そうだね。

工場長西村豪庸

「メールじゃないの?」

「今どきチャットツールだからメールでもちょっとレガシーな気がするのに、FAXってマジで?」

「あそこは、いまだにデジタル署名でもなくて、ハンコついて請求書を送ってくるんだよね」


みたいな。


極端な話で来年に成立して再来年から全部の会社が絶対そうはならないんで、時間は当然与えられてるわけなので、その間に何をするかだと思うんすよ。

それこそカセットテープってあるじゃないですか。

アメリカだかどっかで生の新品のカセットテープを作ってる会社が今でも1個だけあるんですって。

やっぱバカ儲けしてるんですって。

ナレーターやまだひさし

なるほど!
そこしかないから!

やっぱり欲しい人は欲しいわけだ!

工場長西村豪庸

残存者利益を得られるところまでいくと、他がことごとく死んでるから 笑

ナレーターやまだひさし

そういうことだ。
ってことは、西村さんがハンコ屋さんの社長だった場合は軒並み他が潰れたとしても、なんとか…

工場長西村豪庸

生き延びるか、1社になるまでやるか、最初から全然違うことをしますよね。

ナレーターやまだひさし

1社に残るっていうのも、なかなかリスクがあるな 笑

工場長西村豪庸

わざわざ無理してハンコにこだわって生きていく必要がないので。

ナレーターやまだひさし

たまたまアメリカでは、カセット業界は1社だったから。

工場長西村豪庸

そうそうそう。
あとになって振り返ってみてるから分かるけど。

ナレーターやまだひさし

これはなんとも言えないですもんね。

「残れ」

とも強く言えないですよね。

工場長西村豪庸

もちろん家業だから継がなきゃいけないとか、いろいろありますけど。

でもハンコ屋だと、不思議と日本人に金印を頂いて朝貢貿易をしてたぐらいの話で、やっぱ精神的なものだからあれだけど…

極論すると、

「お前はFAX屋を継ぐんだ」

「ポケベル屋を継ぐんだ」

って言われたのとあんまり変わらないって言われたら、少しは分かるかい? みたいな。

ナレーターやまだひさし

ちょっと冷静になってみて、残したところで大丈夫かっていう…。

ビジネスをやるかやらないかは “前提条件が狂ったか” で判断する

工場長西村豪庸

「斜陽産業だから」

「アップトレンドだから」

「ダウントレンドだから」

っていうよりは、ビジネスをやるかやらないかを決めるときなり、やった後に撤退するか続けるかを判断するときに気を付けてるのが、“前提条件が狂ったか” を結構気にするんですよ。

「この駅が開いて、ここに学生さんも〇〇もすごく増えると思ったから店を開けたんだ」

って言って駅ができなかったとするじゃないですか。

そしたら前提条件が狂ってるから撤退でいいんですよ。

ナレーターやまだひさし

なるほど、そこを忘れちゃいけないと!

工場長西村豪庸

だけど不思議とプロスペクト理論とか所有効果じゃないけど、途中まで突っ込んじゃうと前提条件が狂ってても…

ナレーターやまだひさし

「せっかくやるって言ったしやるか」

みたいになってしまうと。

工場長西村豪庸

「お金持ちのAさんというスポンサーが付いて、Bさんというお客さんをたくさん紹介してくれる人がいるって言うんで、僕はお店を開けました」

って言って、お店を開けたら

「Aさんはお金を出してくれないし、Bさんはお客さんを紹介してくれなかったけど、今でも僕は頑張ってCさんを探してるんです」

みたいなのってちょっと単純化しすぎだけど、結構聞くじゃないですか!

「やめなはれ」

って感じなんですよ。

ナレーターやまだひさし

なるほど!

工場長西村豪庸

前提条件の

「こういうふうに積み上げて成功しようと思ってるんだ」

っていう理屈が狂ってるじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

でも、その撤退に勇気が要るんですよね。
それでずるずるいっちゃうと。

人は先の可能性を低く見積もり手元にあるものを高く評価して勝つ確率がない手札にこだわってしまう

工場長西村豪庸

僕らもポーカーを打つじゃないですか。

通常の5枚のチェンジする交換ポーカーだとして、手元にワンペアだけ残っているとしたら、このワンペアにやっぱすがりたくなるから。

ナレーターやまだひさし

そうだね。

「3カードにしてやろう」とか。

工場長西村豪庸

そうそうそう。

もしかしたらフルハウスとかフォーカードになるかもみたいな感じになってて。
でも手元には3が2枚あるんですよ。

麻雀でもなんでもいいですけど、捨てたのが見えるなり周りの手札がある程度分かるとするじゃないですか。
場に3が明らかに2枚出てる。

ナレーターやまだひさし

もう自分は絶対4カードにならない!

工場長西村豪庸

人って、3カードや4カードにはならないっていう状態のときに、そのワンペアを残すような行動は割とするんですよね。

ナレーターやまだひさし

なるほど〜。
そうだね。

工場長西村豪庸

俺がワンペアを持ってるけど、やまださんが3から始まるストレートを持ってて…笑

ナレーターやまだひさし

どうやったってみんな無理な状況ね 笑

工場長西村豪庸

また別の人が2から始まるストレートを持ってて、3が使われ切ってる。

それで俺が勝つ方法って、この3のペアを握りしめてることでも3枚交換でもなくて、5枚交換じゃないですか。

ナレーターやまだひさし

そうかそうか、そこはもう捨てて違うものを持ってこない限り…

工場長西村豪庸

それで確率は上がるけど。

奇跡的にその3枚がきっちり3枚揃っててフルハウスはあるかもしんないけど。

手元にあるものをすごく高く評価して、先の可能性を低く見積もって勝つ確率がない手札にこだわっちゃうっていうか。

だったら全交換した方がいいのにみたいな。

前提条件が狂ってお客さんがまったく来なくなってしまったお好み焼き屋さん

ナレーターやまだひさし

まさに先々週くらいに、僕は広島に行ってたんですけど。

工業高校の向かいに建っているお好み焼き屋が、大盛況だったはずなんですよ!

みんなは昼休みとか、なんなら授業もサボって来てて、たまり場になってて。

工場長西村豪庸

はい。

ナレーターやまだひさし

今、統廃合になって、ものすごく有名な名門校になっちゃったんですよ!笑

工場長西村豪庸

はい 笑

ナレーターやまだひさし

それで外食禁止令が出たんですよ!笑

工場長西村豪庸

ハハハ!

ナレーターやまだひさし

分かります!?笑

お好み焼き屋のおばちゃんにしてみれば

「聞いてねぇ〜よ! なんで学校の風紀が良くなっちゃってんの!?」

工場長西村豪庸

「サボって食いに来い!」と!笑

ナレーターやまだひさし

そう!
だから建てたんだよ!

駅も遠い、なんにもない!
学校の向かいだという条件で建てたんだよ!

工場長西村豪庸

名門校になるな!笑

ナレーターやまだひさし

そうよ!笑
何やってくれてんの!

学生が来やしないんだって!
みんなスクールバスで帰っちゃうんだもん!

工場長西村豪庸

おんなじおんなじ!
もう文房具屋にするしかない!笑
参考書を売るしかない!

ナレーターやまだひさし

撤退できてないの!笑
撤退した方がいいよね!?

工場長西村豪庸

撤退した方がいい!

ナレーターやまだひさし

もう無理よね!?
当時は立地がすごく良かったの!笑

工場長西村豪庸

良かったんだね!笑
前提条件が狂っちゃったから!

ナレーターやまだひさし

まさにその話!笑

もう悲しかったもん…。
申し訳なくて、豚玉を1人で3枚食って帰った!

工場長西村豪庸

1人で3枚!?笑

ナレーターやまだひさし

今日の売り上げは、たぶんこれだけだなと思っちゃって…笑

工場長西村豪庸

焼け石にかける水は少ないかもしれないが、僕がせめて1滴でも多くかけて帰るよみたいなね 笑

ナレーターやまだひさし

ちょっと悲しくなったもん 笑

…そういうことだ!

工場長西村豪庸

結構キツいっすよね〜。

ナレーターやまだひさし

これから世の中きっとそういうところが、いっぱいありますよね。

工場長西村豪庸

これからたぶんあると思うんですよ。

ニーズに寄っているのかウォンツに寄っているのかはマーケティングの基本

工場長西村豪庸

やっちゃいけないのが、

「細かく削る機械とか持ってるんですよ」

「直径8mmとか1cmのところに細かく削れる機械を持ってて、こないだ買っちゃったばかりだし、なんとか活かしたい…」

みたいな。

「売れ!」

って話じゃないですか!笑

ナレーターやまだひさし

ハハハ!
持っててもダメか!

工場長西村豪庸

ダメじゃないですか!
だって使わないでしょ!笑

ナレーターやまだひさし

当時はハンコも手彫りだったの!
機械彫りできない時代だったからすごかったんだと!

工場長西村豪庸

それこそ、逆にそっち系の人は残るかもしれないですね!

やまださん知らないですか?
三茶か池尻辺りに有名なハンコ屋さんがあるじゃないですか!

ナレーターやまだひさし

あるある!
あそこで作ると結構やっぱり…

工場長西村豪庸

宝くじの当たりが出る売り場と同じような理屈だと思うんですけど。

そこのハンコ屋で作ってる人が多いから、成功した人が多いっていうだけだと思うんだけど 笑

ナレーターやまだひさし

でも、そういうふうに聞いてないから、あたかもそこで作ると幸運がやってくるみたいなね 笑

工場長西村豪庸

手彫りでこだわって付加価値を付けて、

「いいんだよ」

ってお守りみたいな。

ナレーターやまだひさし

もうそうなっていけば残れますよ!

でも、そこを見抜く力ってやっぱり大事かもしれないですね。
自分が今やってる会社そして仕事は、後のスケールはどうなんだって。

工場長西村豪庸

ニーズに寄っているのかウォンツに寄っているのかっていうのは、マーケティングの基本なんですけど。


ハンコとか当たり前に存在している会社だとニーズを喚起するとかもないじゃないですか。

ウォンツを喚起するはもちろんのこと、ニーズを喚起しようとも思わないじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

思わないね。
ニーズだったんだから!
でも、これからはそうじゃなくなってきてるってことだよね。

工場長西村豪庸

高速のETC入口のバコンって上がるバーあるじゃないですか。
あれは本当は要らなくて、ない方がたぶん渋滞しないし。

ナンバーとかも見てちゃんとなるし、あそこに人が居る必要も本当はないじゃないですか!

ナレーターやまだひさし

ないないない!

工場長西村豪庸

後からナンバーでチェックして駐車違反のときみたいに請求していいじゃないですか。
たぶん、あのバーは利権なんですよ。

ナレーターやまだひさし

そういうことだ。

そろそろなくなっていくよ!
いい加減騙せないもんね!

工場長西村豪庸

いいところではあるんだけど。

ナレーターやまだひさし

もうそろそろ気付くよ!

かく言う私のラジオ業界もそう言われてますから、こっちも必死ですよ!笑

工場長西村豪庸

どうりでポッドキャストにまで進出してると思ったらって 笑

ナレーターやまだひさし

今は絶対ポッドキャストだと間違いなく思うもん 笑
聞いてくれる人に聞かせた方がいいから!

これからはポッドキャストの時代ですよ!
皆さん今後とも聞いててください!


「西村豪庸の『社長工場』」
「毎週1000万投資」と題しまして、情熱を持った起業家へエンジェル投資を行なっております。

エンジェル投資の詳細は第7回第8回の放送をお聞きください。

また、番組への質問・ご意見は下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。

西村さん本日もありがとうございました。

工場長西村豪庸

ありがとうございました。

番組への質問・感想・相談受付

ポッドキャスト番組 西村豪庸の「社長工場」で聞きたいこと、起業・経営などで悩まれていること、今後取り扱ってほしいテーマ、ご感想など、皆さまからのご質問をお待ちしております。

[contact-form-7 id="631" title="番組への質問"]