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第46回「社員の給与と昇給、賞与の決め方」

給与の妥当なバランス

読むポッドキャスト 第46回「西村豪庸の『社長工場』」

    トピックス一覧
  1. 西村工場長の給与の決め方とは
  2. 給料が安くても働きたい店と高給でも人が集まらない店
  3. インスタイルグループは、求人を行っているのか?
  4. 給与はどういうバランスで払うのが妥当なのか
  5. 赤字の会社が売上が上がったとき、賞与を出すべきなのか?出さない方がいいのか?
  6. 社長が1番分かりやすく評価を表現できるものとは
  7. インスタイルの評価制度
  8. 「期待はしているし信用はしてるけど、その信用とか期待に応えなくていい」

西村工場長の給与の決め方とは

ナレーターやまだひさし

「西村豪庸(にしむらひでのぶ)の『社長工場』」!!

こんにちは、やまだひさしです!
ポッドキャスト番組、西村豪庸の社長工場では、インスタイルグループの代表を務める経営コンサルタントの西村豪庸さんが、ビジネス、経営に関することを独自の視点で解説していきます。

西村さん本日もよろしくお願いします。

今日は

「社員の給与と昇給、賞与の決め方」

これについて、お伺いしていきたいと思います。

ナレーターやまだひさし

このポッドキャストは経営者や起業家が聞いてると思うんですけど、やはりここを悩む社長が1番多いと思うんですよね。

給与ってことで言うと、まず固定費になるじゃないですか。

だから社長側からしたら

「できるだけ低く設定したいな」

「でも安くしちゃったら従業員からの不満も出るし、離職率も高くなってしまうのかな?」


とか。
高くしたところで

「今度はそれをいつまで払い続けられるのかな? 大丈夫かな?」

と。

ズバリ、西村さんは社員の給料をどのように決定されていますか?

工場長西村豪庸

ノリっすかね。

ナレーターやまだひさし

ノリ!? きた!

「お前100万円ね!」

「頑張ったから1000万円!」

って、そんなわけない! 笑

工場長西村豪庸

いや、本当に 笑

サイコロを振ったやつもいますよ。

ナレーターやまだひさし

本当?
それで、もし高い給料になっちゃった場合は払っていけるんですか?

その分また働けばいいってこと?

工場長西村豪庸

まぁ、頑張れって思います。

給料が安くても働きたい店と高給でも人が集まらない店

ナレーターやまだひさし

例えば有名な人のアシスタントなどは「給料が安くても働きたい!」なんて言う人がたくさん集まったりするそうですが。

ラジオ業界のADは、本当に安いんですよ!

だけど意外に来るのはやっぱりラジオに興味があるとか、ラジオがしたいっていう人で。

工場長西村豪庸

要はそれ、需給バランスの話ですよね。
テレビのADだって、なんだってそうじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

今はネットに情報も出るから、激務なのを知っているのに集まってくるところもあれば

「いい人が集まってこない」

なんて嘆いている会社もあるんですよ。

工場長西村豪庸

飲食だって名門や名店と言われているところで、1年我慢して頑張れば箔が付くっていう店はやっぱり安いし。

なんだったらそこで、何か勉強させてもらって

「金までもらえて、嬉しいだろう」

みたいな店もあれば、高給を提示しているのになかなか来ない店もある。

ナレーターやまだひさし

これって、設定がおかしいからなんですか?

工場長西村豪庸

設定がおかしいというか、人気商売ですよね。

お客さんだけじゃなくて、従業員からの人気まで気にしなきゃいけないのが現代ですよね。

インスタイルグループは、求人を行っているのか?

ナレーターやまだひさし

インスタイルって求人はしてるんですか?

工場長西村豪庸

基本、してないんですよね。
でも今はちょっとしてますよ。

今の500人ぐらいになるまで、求人費は0なんですよね。

ナレーターやまだひさし

勝手にやってくる?

工場長西村豪庸

M&Aした会社の従業員と、勝手にやってきたのと…

ナレーターやまだひさし

自分からお金かけたり、頭を下げて「来てくれや」って話をしたことは、1回もないわけですもんね?

工場長西村豪庸

そうですね。
だからそこは、良きところですよね。

ナレーターやまだひさし

そうなると

「入りたい」

って言って来るわけだから、そういった点では給料も…?

工場長西村豪庸

うちはたぶん、高めだとは思いますけどね。

ナレーターやまだひさし

「いくら欲しいの?」

みたいなことは、逆に聞くんですか?

工場長西村豪庸

聞いたりもしますね。

それは僕が直接面接したり、僕が直接雇用したりだとか。

それこそ、本社勤務というか本部勤務みたいになる場合は僕と会うことになるんで。

ナレーターやまだひさし

それで決めますよね?
でも良く働く場合と、働きが悪い場合があるじゃないですか。

やっぱり下げますか?

工場長西村豪庸

下げはしないですね。

ナレーターやまだひさし

…どういうことだい?

働きもしないやつが、給料は一緒なんですか?

工場長西村豪庸

「働かなくても給料を出す」って言い切ってるからですね。

その代わり昇給はしないです。

ナレーターやまだひさし

働きが悪ければ給料は下がらないけど、もちろん昇給はしませんよと。

ってことは、逆に働きが良い人の場合は?

工場長西村豪庸

もう、エンドレスに上がっていきます。
アンリミテッドです!

ナレーターやまだひさし

出た、アンリミテッド!
『ラジアンリミテッド』です 笑

じゃあ、昇給は無限にありえるってことですね。

インスタイルは賞与は出るんですか?

工場長西村豪庸

あるやつと、ないやつがいます。

ナレーターやまだひさし

それは業態によって違ったりする?

工場長西村豪庸

業態だったり、その個人個人の働きによって違いますね。

ナレーターやまだひさし

年俸制みたい人もいるからですか?

工場長西村豪庸

年俸制の人もいれば、もちろん社長は経営者だから賞与はないですよね。

給与はどういうバランスで払うのが妥当なのか

ナレーターやまだひさし

西村さんがちょっと特殊な社長すぎるので、なかなか参考にならないんですよね 笑

もし、普通の会社の社長がやる場合は大変です。
給料を決めてやりくりしない限り、回らなくなるんですよ。

よくドラマとかで

「ごめん、来月からちょっとお前らの給料が滞ってしまうんだ」

みたいなのを見ていますから。
払ってあげたいけど、立ち行かないっていうのをよく聞きます。

これはどういうバランスで払っていけば、妥当だと思いますか?

工場長西村豪庸

基本は"教科書通りの数字"ってのはあるわけで。

いわゆる労働分配率って言われるやつ。

ナレーターやまだひさし

一応あるんですね。

飲食の原価を3割ぐらいに落としとかないと、みたいな。

ああいうのがあるんですか?

工場長西村豪庸

そうです。

FLコストがなんちゃらっていうので言うと、企業は粗利の4割までは人件費に使えるっていう教科書通りの数字はあるんですよ。

※FLコストとは…飲食店における、F=food(原価、材料費)、L=Labor(人件費)の合計のこと

ナレーターやまだひさし

4割?
やっぱり、あとは残しておかなきゃいけないの?

工場長西村豪庸

コンサルタントとか税理士事務所みたいに「人件費以外ほぼ掛かんねぇじゃん」っていう会社もあるんですよ。

でもそれを1回横へ置いておいて、教科書通りのまずは粗利の4割。

昔も話しましたけど、原材料費が30%で人件費が25〜30%で「飲食のFLコストは55%とか60%にしましょうね」っていう、教科書通りの数値があるじゃないですか?

原材料費が30%ってことは、粗利7割じゃないですか?
70%の4割って7×4=28%で、人件費25〜30%って言われるちょうど真ん中が28%でしょう。

ナレーターやまだひさし

妥当だ、完璧!

工場長西村豪庸

労働分配率っていう "企業は粗利の何割までを人件費に割けるか" っていう考え方があって、それの教科書通りは40%だと。

だから粗利100%の業種業態は、売り上げの40%までは人件費に出しても全然健全に経営していける。

インスタイルグループのハウスルールの中に「まずは1人で1億円ぐらいの粗利を上げて、年収4000万円くらい取っていける社長になるといいよね?」みたいなのが書かれているのはそのせいでもあるんですけど。

工場長西村豪庸

正直、今さらうちで労働分配率100%に10割にしたって死なないんです。

だけど、うちを離れて経営していったときに「それでいい」と思っちゃうとキツイから。

だから、沖縄の離島に1個だけある信号機みたいなもんですよ 笑

本土に行ったときに信号機の意味を知らないとかわいそうだから、危ないから。

ナレーターやまだひさし

信号機は何もいないところにやっているものじゃないから。

あれは交差点で使ってるもんだからね 笑

工場長西村豪庸

車も通らないし人も通らねぇんだけど、一応あそこにあるんですよ。

そういうのと一緒で、うちの労働分配率4割のルールっていうのは本当に世間の荒波に出ていったときに、困らないためのルールなんです。

赤字の会社が売上が上がったとき、賞与を出すべきなのか?出さない方がいいのか?

ナレーターやまだひさし

例えば、今赤字の会社だったり経営がギリギリの会社があるとします。

それで社員がすごく頑張って、売上が上がったけど正直まだ赤字。

こういうときって、賞与は出すべきなんですか?
それとも出さない方がいい?

工場長西村豪庸

うちは出ないですね。

ナレーターやまだひさし

やはり赤字だから、そこはまだ「頑張ってくれ」って言うしかない?

工場長西村豪庸

極端な話、給料っていうのは約束されてるもんだから。

横向いて寝てても黙ってても出るのが給料ですけど、社長は一生懸命給料を払うから、お前らは一生懸命働けっていうのが給料じゃないですか。

ナレーターやまだひさし

そうか、賞与は違うか。

工場長西村豪庸

賞与は業績連動給だったり、社長の経営手腕で捻出されるものだから。

ナレーターやまだひさし

黒字化してさらに余剰、余裕が出てそこから作っていくものだと。

工場長西村豪庸

一生懸命頑張って働いて、給料が出なかったらショックですよね。

逆に言ったら、一生懸命頑張って給料を出している社長に対しては、一生懸命働いてあげなきゃいけないわけで 笑

ナレーターやまだひさし

捻出してくれてるわけだから、その通りですよね。

工場長西村豪庸

一生懸命働いて結果を出して、利益が出てたらそこから一部還元される方がいいでしょうけど。

赤字なのに還元するものってないっすよね?

だからそれを考えて「黒字だったら4割ボーナスで還元するけど、赤字だから4割徴収するね」ってできないから。

一般的には「少なめにしておくね」っていうのが給料の基本なんじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

そうしておかないと、バランス的には成立しないから。

工場長西村豪庸

会社の内部留保で

「1億円もあるじゃないか、2億円もあるじゃないか!」

みたいに騒ぎ立てる人がいますけど

「じゃあごめんけど、社員数で割ってみ?」と。

たぶん、社員1人当たりの貯金より少ないぜ?
みたいな会社の方が多いんです。

ナレーターやまだひさし

そりゃなかなか大変だな。

工場長西村豪庸

「君でも貯金300万円ぐらいあるでしょう? 200万円ぐらいあるでしょう?」みたいな。

「『でも内部留保が1億円もあるじゃないか!』って君は言うけど、うち社員200人いるんだ!」みたいな 笑

ナレーターやまだひさし

はい、割り算してごらん?笑

工場長西村豪庸

1人50万円だよ!笑

ナレーターやまだひさし

さほどねぇじゃんか、と。
その金額を1人だけでもらえるもんじゃないんだから、考えてごらんと。

工場長西村豪庸

やっぱ会社の社長はね "潰すわけにはいかない" ってゴーイングコンサーンを考えますから。

「その人を路頭に迷わせるわけにいかない」って思いますから。

僕は「路頭に迷ったらごめんね」って思ってるんで 笑

ナレーターやまだひさし

その分出しとくけどね、みたいな 笑

じゃあ「賞与を少し出せるくらいの利益は出たんです」って場合は?

利益が出たけど今それで賞与を出しちゃうと、今度は現金が手元に残らないという場合は賞与を出した方がいい?
それとも出さない方がいいですか?

工場長西村豪庸

現金が手元に残らないって、それはさすがにちょっとキツくないですか?

さっきの内部留保の話と同じです。

社長が1番分かりやすく評価を表現できるものとは

ナレーターやまだひさし

今まで育てていった社長の中で、青天井のように給与が上がっていった人って当然いますよね?

工場長西村豪庸

取り分で1、2億円取ってるやついますから。

ナレーターやまだひさし

すごいですね!

今思い返すと、その人はその頃から才覚がありました?

それとも、西村さんに会ってから何かメキメキ頭角を現したり、変わったとか?

工場長西村豪庸

絶対変わりはしますよね。

ナレーターやまだひさし

なるほど。
例えば「どんなアドバイスをしたら突然そいつは変わった」みたいなのはありますか?

工場長西村豪庸

何かあるかな…

ナレーターやまだひさし

例えば、社長だとしたら給与を抑えるとか賞与を払う払わないもそうなんですが、何が目的になっているかにもよりますよね?

金額って、何か信用の対価でもあったりするから。
ずっといい顔もしてられるわけがなくて、正直に関わってなきゃこのバランスって難しいじゃないですか。

工場長西村豪庸

評価制度、人事評価って言うくらいだから、どんな行動をとってくれたら僕はどう評価するよと。

この行動は、麻雀だろうがサッカーだろうが

「それはペナルティだ、これはマイナスポイント、これはプラスポイント」

ってあるわけじゃないですか。

それを社長が1番分かりやすく表現できるのは、給料だったり昇給だったりボーナスですよね。

ナレーターやまだひさし

僕ら雇われている側は、それで感じ取るんですもんね。

工場長西村豪庸

例えばベースって年齢給と言われる、年齢×1万円みたいな。

二十歳なら20万円、30歳だったら30万円の月収ですよね。

うち、あれよりは高いんですよ。

最初で言ったら、だいたい5万円から10万円くらい高い。

ナレーターやまだひさし

結構そこは高めに設定をして。

工場長西村豪庸

例えばすごいざっくり、二十歳だったら30万円、30歳だったら35万円だったり40万円っていう、だいたいそんな感じなんです。

そこで年齢とともにちゃんと成長して追い付いていけば、上がっていけるんですよ。

昔も話しましたけど、1歳 "若さ" というスキルを失った代わりに、なんの "スキル" "知識" "技術" "経験" を身につけて自分で価値を出して、月収が1万円、年収が12万円以上増えるか。

もしくはボーナスがあるんだとしたら12、13、14、15ヶ月分と増えるか? っていうのは、そいつが "若さ" というスキルを失った代わりに、1年間という時間を使って投資した代わりに "何を得たか" じゃないですか。

それに対して

「お前は何も得てないね」

っていう評価だったら、そいつの給料は変わらない。

だからうちは、最初は高めなんです。
変な話、しばらくは安心して修業に励めるんです。

でもそれにあぐらをかいて、横を向いて寝てることもできるんです。

ナレーターやまだひさし

しかもちょっと高いんだから。
自由なことも少しできたりするくらいだからね。

工場長西村豪庸

だって僕、働かないでも給料を払うって言ってんだから。

だけど一生変わらなかったら、年齢の方がそれを追い越すときが来るんです。

「それは恐怖だぞ」っていう。

ナレーターやまだひさし

むしろ高めの設定だったはずが。

工場長西村豪庸

でもそれは、もう俺のせいじゃないんです。

だって僕は世の中の人に

「いいなお前はインスタイルで、待遇良いんだろ?」

って言われるために、良い待遇を用意してるんだから。

「お前はインスタイルでかわいそうにな、あのブラック企業でヒデに搾取されて…」

って、言われるために設定してるんじゃないんだもん。

できればうちの社員に関して、うらやましがってほしいんだもん。

ナレーターやまだひさし

その人もどんどん上がっていってほしいっていうのもあるから、期待値も含めのことだよね。

工場長西村豪庸

みんなハッピーでいてほしいんだもん。

だからその数字にしてるけど、それをエンドレスに甘やかしてひたすらチョコレートをあげ続けて、虫歯になろうが太ろうが "正しい" とは思ってないから。

将来に対する君への期待、投資も含めて高めに設定する。

それに対して追いついてくるかこないか、もしくはそれを追い越していくかは君次第だから。

「あとは知らん」っていうスタンスなんです。

ナレーターやまだひさし

励みになるし、良いハードルですね。

それをもらえたということは、本当に期待されているというか。
自分の "戦力" みたいな実感ができるじゃないですか。

だってよく分からないやつに、そこまで投資してもらっているわけだから。

それこそ新入社員だったらどう働くかなんて、ぶっちゃけ完全に未知じゃないですか?

工場長西村豪庸

最初は信用するし受け入れるし、まずは投資する。
それは僕のスタンスだから変えない。

その代わり、その後のフィールドは用意してそれで「後は知らん」っていう 笑

機会平等、結果不平等やからそこは知らんよと。

ナレーターやまだひさし

環境は与えたよってことですね。

インスタイルの評価制度

工場長西村豪庸

うちがボーナスとか昇給が年2回なのも、僕が強制的に向き合うための楔(くさび)になってるんですね。

そこでそれぞれの人間と「今年はこんなに数字上げたよね」と。

「お疲れ」なのか「お前もうちょっと、頑張った方がいいんじゃないの?」なのか「1年後、2年後キツイぞ」なのか。
それは言うんですよ。

1年に1回、2回やって、ボーナスでも昇給でも評価して。

グループの社長だったら月次決算のために毎月やる社長もいますから。
その度に話をして評価して。

それでも追いついてこなかったら、1年、2年後どうなるかは「ごめんけど知らん」と。

この行動をとってくれたらいいし、この行動をとってくれなかったらそれは俺は喜ばんよ、なぜならそれは世間も喜ばんから。

何も変えてないそいつが成長してないのに、そこを変えることはないんですよ。

だから何度も言いますけど、最初うちは高めに設定されています。

ナレーターやまだひさし

もしそれができる社長さんや起業家がこれを聞いてるなら、やってみる手もあるかもしれませんね。

まず先にその環境を与えてあげて、様子を見る。

どちらにしても、社員を採るときっていうのはある意味ギャンブルというか分からないんですもんね。

工場長西村豪庸

僕は毎回面接のたびに、生涯賃金2億円とか3億円とか言われている時代に

「君は数多ある会社のうちの1つをたまたま面接に来ているだけのつもりだろうけど、僕にとっては『君を雇う』って思っただけで、ごめんけど一生面倒見るつもりでいるから。
3億円の投資がここで確定するんだ」


10人で30億円、100人で300億円、僕は毎年毎月意思決定をしていると。

ナレーターやまだひさし

会社がある以上、払い続けるかもしれないんだから。
それってすごいことなんだもんね。

だからこそ、信用するから高めに設定もするが、応えてくれるかどうかの判断は結果で見ちゃうよっていうことですよね。

工場長西村豪庸

僕はちゃんと評価制度もあるし細かく見てるんだけど、最初に言ったみたいに "ノリ" って言ってるんです。

ノリとか好き嫌いなのに

「評価制度がちゃんとあって、うちにはこういうところで見てるから」

みたいなことを言う社長に限って、なんだかんだえこひいきがあったり好き嫌いがあったりするんですよ。

僕は今、会社を「ワンマン経営だ」って結構言い切ってるんですよ。

でもワンマン経営だって死ぬほど言い切るには、「あれ? ワンマンじゃなくね?」って思われたりもするんですよ。

「あいつなんか、俺の言うことも聞きはするな…」みたいな。

それが僕が

「俺はみんなの言うことを聞いて、ハッピーに経営していくからね! みんな、なんでも言って!」

ってこのスタンスだったら

「あいつまじワンマンなのに、クソ!」

って思われるわけですよ。

だから僕はワンマン経営だし、短気だし、理不尽だし、「死ね」って平気で言うし、みたいなのは公式発表してるんですよ 笑

その上で「言うほどじゃなくね?」ってなってるんですよ。

ナレーターやまだひさし

そんなに言ってないよと。
いやお見事です!

だからこう楽しい会社でいられるんだと思う。

工場長西村豪庸

評価制度がちゃんとしてます、とか言ったことないですもん。

ナレーターやまだひさし

インスタイルは来ていただければわかる!

決めるっていうことで言ったら希望額というか、期待値を込めた提示をずっとしているというのがインスタイルなので。

「期待はしているし信用はしてるけど、その信用とか期待に応えなくていい」

工場長西村豪庸

期待されない人生って、つまんないじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

やっぱり人間だから、そうなんですよね。

工場長西村豪庸

昔から妹2人をそうやって育てたんで。

僕は妹2人に

「君たち、期待されない人生ってつまんないじゃん?
だから僕は君たちに期待し続けるけど、俺の期待に応えるために自分の人生を生きちゃだめよ」

って言って、育ててたんで。

ナレーターやまだひさし

それはすごいな。
大切な言葉ですね。

工場長西村豪庸

応えんでいいよと。
勝手に期待はして、ワクテカはしてるけど 笑

俺の期待に応えるのが、君たちの人生じゃないから。

期待はしているし、信用はしてる。
でも、その信用とか期待に応えなくていいと言い切ってたので。

だから今でも、兄妹仲いいですよ 笑

ナレーターやまだひさし

社長となったらやっぱ当然、社員には期待しちゃうからね。

それで結果を出してくれなかったら、やっぱり会社となればそこは違いますからね。

工場長西村豪庸

期待します。
でもね「結果を出さなくていい」ってどっか思ってるんですよ。

社員も一緒なんですよ。
期待はしてるんですけど「俺の期待に応えなくていい」ってどっか思ってるんですね。

ナレーターやまだひさし

でも結果、今は応えてくれている社員ばっかりでしょ?

工場長西村豪庸

だから「ラッキー」って思ってるんですけど。

なんか「期待に応えてくれなきゃ」って思うと、"期待に応えてくれない社員" が目立つじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

嫌になってしまうから、あまり自分では思わないにしてると。

結果、勝手に答えを出してくれてる人がいる分には「おぉ、ラッキー」と。

工場長西村豪庸

奇跡じゃないですか?

それをデフォルトにしちゃうから、世の中の社長って間違ってて。

ナレーターやまだひさし

そうすると当たり前になっちゃうから。

工場長西村豪庸

期待してるのになんであいつは応えねえんだ?って。

「それはお前の人生じゃねぇし、お前の子どもじゃねぇからさ」みたいな話じゃないですか。

ナレーターやまだひさし

そんなふうには動かないよと。

工場長西村豪庸

何か悪い意味で「見捨ててる」みたいに、期待してないわけじゃないんですよ。

期待はしてるけど、その期待に応えてくれるかくれないかは、期待に応えてくれたらラッキーだと思ってれば…

ナレーターやまだひさし

それぐらいにしておいた方がいいってことですね。

「どうしてあいつは期待に応えない」ってなってしまうと、違う方に病んでいくだけですね?

前回やった言霊じゃないですけど、社長がそっちの発想になってしまうから。

それはもったいないし、何も良いことを生まないと。

工場長西村豪庸

ないもんを数えてもしょうがないんでね。
あるもんを数えた方がいいじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

そうですね。
みなさん、そんな社長や起業家になってみてください!

「西村豪庸の『社長工場』」
「毎週1000万投資」と題しまして、情熱を持った起業家へエンジェル投資も行なっております。

エンジェル投資の詳細は第7回第8回の放送をお聞きください。

また、番組への質問・ご意見は下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。

西村さん本日もありがとうございました。

工場長西村豪庸

ありがとうございました。

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