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第34回 「社長はバカバイトのバイトテロをどうすれば阻止できるのか」

やるなっつってもやるのが “バカ”

読むポッドキャスト 第34回「西村豪庸の『社長工場』」

    トピックス一覧
  1. SNSにバカ投稿をするバイトや社員
  2. バイトテロ問題はどうすれば回避できるのか
  3. アルバイトを採用するときにどういうところに注意すればいいのか
  4. 人をたくさん雇うっていうのは60点〜70点で妥協するってこと
  5. 「営業停止して研修してないと反省してません」っていう文化はおかしい
  6. 西村工場長は問題が起きたとき、信用を回復するためにどういう手立てを打つのか
  7. やるなって言われてもやるのがバカバイトでバイトテロ
  8. バカ野郎をクビにするのも社長の大事な仕事

SNSにバカ投稿をするバイトや社員

ナレーターやまだひさし

「西村豪庸(にしむらひでのぶ)の『社長工場』」!!

こんにちは、やまだひさしです!
ポッドキャスト番組、西村豪庸の社長工場では、インスタイルグループの代表を務める経営コンサルタントの西村豪庸さんが、
ビジネス経営に関することを独自の視点で解説していきます。

西村さん本日もよろしくお願いします。


本日のテーマはズバリこれです。

「社長はバカバイトのバイトテロをどうすれば阻止できるのか」

要はSNSにバカ投稿をするバイト君だったりとか、たまに社員でもあったり。

ずっとニュースになってて結局、静観を決め込んでいるのも、

「いや、これどうかと思う」

みたいなところから一石投じたのが、刑事、民事で法的処置を取るような企業さんが出てきたりとか。

あとは、

「一斉休業して社員研修を実施します」

なんてことを言ったりとか。

工場長西村豪庸

あーあるある。

ナレーターやまだひさし

やった方も今やSNSの時代なので実名で報道されたりして。

「その後のそいつの就活とか知らないぜ」

みたいなことにまでなっていってるわけですよ。

「君あれだよね? あのバイトの店で全裸になった人だよね」

みたいなことがもう…

工場長西村豪庸

「フライヤーに入れちゃった人だよね」とか

「あれしちゃった人だよね」とか

「これしちゃった人だよね」みたいな。

ナレーターやまだひさし

今後は面接のときとかに出てきちゃうんですよ。

工場長西村豪庸

いろんな方向がかわいそうだなって思いますよね。

ナレーターやまだひさし

いろんな方向?

工場長西村豪庸

企業は企業で、もちろんかわいそうじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

そうだね。
たぶん、損失被ってますよ。

工場長西村豪庸

自業自得っちゃ自業自得だけど、そういうのは昔からいたし、バイトもバイトでかわいそうっちゃかわいそうじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

そう、問題はそこですよ。
今でこそ、こういった動画とかでクローズアップされてますが、昔もいたんですよね!

工場長西村豪庸

今のやつが急にバカになったわけじゃないから。

ナレーターやまだひさし

その通りだ。

工場長西村豪庸

バカって一定量ずっといるから。

ナレーターやまだひさし

いますね。
たぶん、そのバカはきっと50歳くらいになってるわけですね 笑

工場長西村豪庸

そうそうそう!
はい、ここに38歳のバカもいますから 笑

ナレーターやまだひさし

いたいたいた 笑

工場長西村豪庸

絶対やったことあるし。
絶対周りで見たことあるし。

ナレーターやまだひさし

ってことはつまり、ヒデちゃんが若い頃に飲食店とかをやっていたとき、雇っていたバイトでバカはいましたか?

工場長西村豪庸

いましたよ!
バカしかいなかった 笑

ナレーターやまだひさし

そのときはどうしてました?笑

工場長西村豪庸

えっ、「バカ野郎!」って言ってました 笑

ナレーターやまだひさし

ふざけるんじゃないと 笑

工場長西村豪庸

「お前、賢いな」とは言わないですよ!笑

ナレーターやまだひさし

当然そうですよね 笑
時にはクビにすることもあったし、減俸処分もあっただろうし。

工場長西村豪庸

それはそうですよ!

ナレーターやまだひさし

でもこの場合、もしかしたら企業側はそこまでするバカはいないという性善説みたいなところで、あまりにもやりすぎたから衝撃を受けているのか。

工場長西村豪庸

日本はインフラが性善説に基づいてるのは素晴らしいと思う反面、こういうリスクは内包してるよねとは思ってるんですよ。

バイトテロ問題はどうすれば回避できるのか

ナレーターやまだひさし

このバイトテロ問題のリスクはどうすれば回避できますか?

工場長西村豪庸

無理っしょ!笑

ナレーターやまだひさし

きました!笑
減らせないでしょと。

工場長西村豪庸

目立つようになっちゃっただけで、本当に昔からいたじゃないっすか。

ナレーターやまだひさし

本当にいるんですよ。
後先を考えていれば、もちろんそんなことはしないわけで。
後先を考えないからバカなわけで。

「なぜお前はそのときにそんなことが想像できなかったの?」

って言ったとしても…

工場長西村豪庸

そうなんですよ。
『忘れられる権利』と言われるネットにずっと残っちゃうっていう話もあったけど。

先に言っときますけど、自業自得だと思うし、バカ野郎とも思うし、“責任が取れる範囲が自由の範囲” っていう僕の持論としては、

「あーあ、やっちまったね」

っていう話だと思うんですけど。


昔、線路に置き石みたいなのがあったんですよね。

ナレーターやまだひさし

ありましたよ。

工場長西村豪庸

これで電車を止めちゃって、損害賠償いくらみたいなのと本質は変わらなくて。

ナレーターやまだひさし

あんときもいましたもんね!

工場長西村豪庸

バカっていたわけじゃないですか 笑

ナレーターやまだひさし

何億円の損失だって知ってたらやらないですけど、ほとんどのバカは知らないからノリでやっちゃう。

工場長西村豪庸

だから厳罰化に向かうのも、そいつに対して民事、刑事でちゃんと法的処置をしてちゃんと対応するのもいいことだと思うし。

それに対して、「うわ、ビックリ」みたいな感じで、そいつを10年、20年かけて億単位の損害賠償を細々と返していくってのはそれはそれで自分がやらかしたら…

ナレーターやまだひさし

社会というのはこういうことになるんだよと。

工場長西村豪庸

「あいつ最近元気ねぇと思ったら、地下のシェルターでチンチロリンしながら、35年間ずっと強制労働して借金を返してんだってさ」

みたいなことになって借金を返すのもしょうがないねみたいな 笑

かわいそうだなとは思うんですよ。

昔だったら、

「バカ野郎! 本当は若気の至りで済まされないんだぞ」

っていう感じできついお灸をすえられて終わってたのが…。

ナレーターやまだひさし

長いお灸になっていくっていう。

工場長西村豪庸

下手すると、一生消えぬ十字架みたいになってしまうのは半分かわいそう。
もちろん何度も言うけど自業自得だと思ってるし…

ナレーターやまだひさし

もちろんね、発端はその人だから。

工場長西村豪庸

お前のしょうもない自己顕示欲がこうなるんだみたいな 笑

アルバイトを採用するときにどういうところに注意すればいいのか

ナレーターやまだひさし

例えば、アルバイトを採用するようなときもあると思うんですけど、どういうところに注意して採用してますか?
それとも、あんまりそういうところは考えない?

工場長西村豪庸

いや、もちろん一生懸命防ごうと思ったら、親に連帯身元保証とか連帯保証とかさせて…

ナレーターやまだひさし

あ〜、元々の契約のときに。

工場長西村豪庸

それをしないようなやつは、なんかやるんだからっていうスクリーニングをかけることもできるし。

だいたいの人って、借金の連帯保証じゃないから、身元引受けとか連帯保証とかで、

「バイト先で被害を被ったらちゃんと賠償します」

っていうものぐらいにはサインするんですよ。
ましてや親だったら。

ナレーターやまだひさし

不動産賃貸契約ぐらいのもんですよね。
そういうことをしたときは、当然そっちまでいっちゃうよっていうぐらいの。

工場長西村豪庸

それにサインもできないようなのは雇わないとか。

「こういうことがあったらうちは損害賠償とかするから、お前それこそ億単位とかになったら一生もんだぞ」

とか言って聞かすとか。

それこそやまださんが言っていたみたいに、

「お前、就職できなくなるぞ」とか。

ナレーターやまだひさし

そういうことはある程度、先に伝えといて。

工場長西村豪庸

それでもやったら知らんけどなっていうのも一つですし。
極論、体育の時間みたいに袋にスマホを入れて取り上げてできないようにするっていうのは。

ナレーターやまだひさし

免許の更新のときに映像を見せられるようなもんでしょ 笑

工場長西村豪庸

飲酒運転の『償い』 みたいな 笑

ナレーターやまだひさし

「SNSの末路」みたいな映像を作って、

「30分見てどう思った?」つって 笑

そこまでしなきゃいけないのか〜。

工場長西村豪庸

『償い2』ですよ 笑

ナレーターやまだひさし

これきついなぁ〜。

その時点で、

「もうバイト辞めます」

って言いそうだもんね 笑

工場長西村豪庸

人が足りてないから、そこまでやるかっていう話じゃないですか。

ナレーターやまだひさし

でも現実問題は難しいですよね。

1回そこまでをマニュアル化して教えて…。
ヒデちゃんが言っているように、そこまでやったってやる人はやるし。

あの映像だって、免許のとき見てるはずだけど事故るわけじゃないですか。

工場長西村豪庸

飲酒運転はするし、事故るやつは事故るじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

これはゼロになんかならないですよね。

工場長西村豪庸

やっぱ人だから、ならないですよ。

ナレーターやまだひさし

じゃあ、これは難しい問題ですね。

人をたくさん雇うっていうのは60点〜70点で妥協するってこと

工場長西村豪庸

話題になった大企業って、だいたい何百人、何千人、下手したら何万人って雇ってるんですよ。
コンマいくつっすか!
100人に1人で1%っすよ!

ナレーターやまだひさし

それ考えたら本当は0.0何個かの事象、案件なんだ。

工場長西村豪庸

だって、クラスにバカって何人いたって話じゃないですか。

学年が100人だとしてバカは何人いたって話じゃないですか。

俺は周りにいっぱいいたぞ〜!
俺も含めて 笑

ナレーターやまだひさし

あとバカの率が多い学校もありますからね。
もれなく入れちゃうような学校もありますから。

工場長西村豪庸

成績だけじゃなくてね。

「うわっ、こいつバカやな〜! 頭いいけど」

ってやつもいるじゃないですか!

ナレーターやまだひさし

いるいる!
ハイブリッドもいますからね!笑

工場長西村豪庸

あっちもこっちもバカだってやつもいれば。
いろんなバカがいるじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

減らせないよね。

工場長西村豪庸

頭がいいやつとかちゃんとしたやつだけを千人、万人雇うって無理じゃないですか!

ナレーターやまだひさし

無理ですね。
その何万人のうちの何人かが優秀なんですからね。

工場長西村豪庸

例えば、千人雇って

「うちの会社は千人正社員がいるんだけどさ、先月、寝坊したやつが1人いたんだけど、どう思う?」

「でしょ〜ね」って話じゃないですか!

ナレーターやまだひさし

そりゃ千人もいればね 笑
むしろ、よく1人だけしか寝坊してないですねっていうぐらい。

工場長西村豪庸

それと一緒で、やっぱり人をたくさん雇うっていうのは60点〜70点で妥協するってことだと思ってるんですよ。

ナレーターやまだひさし

もしそんなバカが入ってほしくないとするならば、そこまでの大きな組織にするなってことですね!笑
完全な少数制。

工場長西村豪庸

まさに少数制。

やっぱり千人が千人、このクオリティでいてくれってのは無理だから。
イコール、バカはいるって思って経営しなきゃいけないじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

許容範囲内、リスクの中って思って。

工場長西村豪庸

それを世間が許さないんだったら、悪いけど

「あの某定食屋の1食に3千円を払うんだな」

って話じゃないですか。

ナレーターやまだひさし

当然、今度はそうなっていっちゃうんですよと。

工場長西村豪庸

コストに転換されますからね 笑

ナレーターやまだひさし

それはそうだ!
そういうことになると、結果的にそういう企業は立ち行かなくなるでしょっていうことですもんね。

工場長西村豪庸

昔、ワンオペが話題になって禁止された牛丼屋とかありましたけど、禁止になったから逆にそこで働けなくなったやつもいれば。

ナレーターやまだひさし

それであのサービスを享受できなくなった消費者もいるわけで。

工場長西村豪庸

あんまりにも無菌室じゃないけど、攻撃しまくる世の中というか、炎上する世の中になってるから。

それを続けると結局、不興を買うのは君たち消費者よっていう。

ナレーターやまだひさし

そこですよ。

工場長西村豪庸

「一人暮らししてて、定食屋の定食を数百円台で絶対に作れないよね」

っていうクオリティのものを食える理由があるわけで。

ナレーターやまだひさし

24時間、何時に行っても食べれてってなるとね。

工場長西村豪庸

変な話ですけど、日本の飲食業って、ブラック労働が支えてるところもあるわけですよ。

ナレーターやまだひさし

だからこそ、あのコストで僕たちも食べられるというか。

工場長西村豪庸

そこをどこまで「無理ないね」って言える文化、社会にしていくかだと思うんですよね。

もちろん何度も言うけど、基本はあっちゃならないけどゼロにはできないじゃんって。

ナレーターやまだひさし

そのサービスを享受する現実もあったりするから、そのバランスって難しいでしょってことよね。

工場長西村豪庸

そうなんですよ。

ナレーターやまだひさし

確かに、あの外国人は言葉もあまり通じなくて、丼ぶりにも指を入れちゃってたけど…。
でも、出してくれたしっていう…

工場長西村豪庸

どこまでかはね 笑

ナレーターやまだひさし

ある程度、妥協して食べるときはあるけど。
でも、この値段だし、この時間だし。

工場長西村豪庸

全部あるじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

あるある!

「営業停止して研修してないと反省してません」っていう文化はおかしい

工場長西村豪庸

事故って、つくづくゼロにはできないと思ってるから。

じゃあコンマ0.1%、0.01%、0.001%だったら許せるのかって、0.0000…1%ってゼロをどんどん増やしていく作業は、やっていけばやっていくほどコストが究極にかさんでいくわけですよ。

「事故を1%以下にするよ」

って言うんだったら簡単なことでも、

「0.01%以下にするよ」

っていうのはやっぱ難しいわけで。

「0.0000…1%にするよ」

っていったら、相当コストがかかるわけじゃないですか。

それっていいことかって話じゃないですか。

ナレーターやまだひさし

ビジネスとして成立するかってことにもなってきちゃう。

工場長西村豪庸

僕も開き直ってるわけじゃない。
だけど、ある程度こっちも許容範囲を持ってないとお互いきつくなりますよね。

ナレーターやまだひさし

とてつもないカロリーを消費して、ストレスにもなっていって、結果的には誰も…

工場長西村豪庸

その割には労を多くして益が少ないことになりますよね。

ナレーターやまだひさし

そもそも飲食店でいったらある程度、信頼のように成り立ってるじゃないですか。

工場長西村豪庸

信頼関係なんですよね。

昔から、

「あそこの喫茶店のクリームソーダのさくらんぼは使い回しだ」

とかっていう 笑

ナレーターやまだひさし

「あのパセリは…」

とかありましたよ!笑

「あのディスコのあのグラスは洗ってないらしいよ」

とかあったけど!

でも、腹を壊さなきゃいいんじゃねぇかってとこじゃないですか!

工場長西村豪庸

それこそ、生肉の問題とかも昔は女子供とか老人で、ちょっと免疫力が下がってるときとか身体が弱いやつは、

「そんなの食わんめぇぜ」

って話だったのが、

「この金額で食ったらなんか起こるべよ」みたいな。

ナレーターやまだひさし

っていうようなものを子供に食べさせちゃったから禁止になっちゃう。

工場長西村豪庸

なんでもかんでも無菌室を一生懸命作ろうとしても無理だし。
最近こっちのバカバイトテロの方が食中毒騒ぎよりもおっきくなっちゃってて。

ナレーターやまだひさし

別にこれは誰かが死んだとかじゃないんですよね。

工場長西村豪庸

食中毒で3人、5人死んだりとか30人緊急搬送されたニュースよりもバカバイトの方が炎上して、結果として研修代で1〜2億使って…

ナレーターやまだひさし

1回営業停止しようだとかえらいことになりましたもんね。

工場長西村豪庸

「一生懸命、営業停止して研修してないと反省してません」

「そうしてないと企業はちゃんとしてません」

っていう文化っておかしいと思うんですよ!

ナレーターやまだひさし

例えば、それでこの会社の株主さんが納得するとか言っても、それはまた違う問題ですよ!

工場長西村豪庸

やるのは素晴らしいけど。
すべての会社や企業ができればいいけど、それは無理だし。

ナレーターやまだひさし

研修をやっていない飲食店はダメなのかっていったら…

工場長西村豪庸

そんなことはないし。
もう1回言うけど、その分のコストを値段に反映されたらお前は絶対に行かねぇだろって話じゃないですか!

ナレーターやまだひさし

とんでもない金額のコンビニになっちゃうけど、大丈夫かってことですもんね 笑

工場長西村豪庸

ナレーターやまだひさし

それでいいのかと 笑

工場長西村豪庸

全然コンビニエンスじゃなくなりますよね!
ガム1個600円かみたいなね 笑

ナレーターやまだひさし

だって消費者は何してるかって言ったら、安い方のカップを買って高い方のコーヒーを入れたりとかしてるぐらいもう消費者だってギリギリでやってるんですよ!笑

工場長西村豪庸

涙ぐましいことをね 笑

ナレーターやまだひさし

そしたら、その裏にカメラを付けようとか、わけ分かんない話になってるんですよ!笑

工場長西村豪庸

わけ分かんないコストになってくるじゃないですか。
バイトテロを防ぐために、全部監視カメラを入れて、必ずスーパーバイザーを1人入れてみたいな。

西村工場長は問題が起きたとき、信用を回復するためにどういう手立てを打つのか

ナレーターやまだひさし

じゃあ例えば、ヒデちゃんの会社、グループ関係でそういうのが起きたときは、信用を回復するためにどういう手立てを打ちますか?

今言ったようにコストに転換されちゃうとそれも違うし。

工場長西村豪庸

打ちません!

ナレーターやまだひさし

なるほど!

工場長西村豪庸

問題が起きてから信用を回復しようと思っても無理なんで。

その前に、

「あそこはすごいしっかりしてるのに、バカバイトのせいでかわいそうにね、無理もないね」

っていうブランドを作っとく方に注力してます。

ナレーターやまだひさし

おぉ〜!

工場長西村豪庸

だから最初から味方を作っとくって感じですね。

ナレーターやまだひさし

その先だ!

工場長西村豪庸

かばってくれる味方を先にちゃんと作っておかないと。
それがブランドだと思うし。

ナレーターやまだひさし

これは例えば、冤罪みたいなものにも一理ありますね。

工場長西村豪庸

そうです。

ナレーターやまだひさし

その人が本当に人格者であり、信頼されるような生き方をしてたら、痴漢容疑とかってなったときでも味方が周りにいて、その人達が活動してくれて冤罪を勝ち取ったとかありますけど。

普段からそういう信頼がない行動をしてると…

工場長西村豪庸

結局、くらっちゃうじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

なかなか厳しいですよね。
そうなると長い時間のものだったり、この信用度を積み重ねるために何をしていくかっていう…

工場長西村豪庸

僕はそっち派なので、名だたる企業がわ〜っとバカバイトテロで出てるのを

「けしからん」

とは決して思わず、

「いや〜あんだけおっきい会社だったら普通じゃねぇの」とか

「あの会社もしっかりやってると思うんだけどね」

っていうスタンスでいるのは、僕はそっち側でいて欲しいから「や〜や〜」言うこともねぇなって思ってるんですよ。

もちろん、それを食わされたらたまったもんじゃねぇけど。

でも、今までもたぶんあったと思うんですよ!
俺も食ってたと思うんですよ。

「あいつ気に入らねぇから雑巾の汁を絞っちゃおうかな」

って言われて、お茶がちょっと変な味がしたことって、人生で1回ぐらいはあると思うんですよ。

ナレーターやまだひさし

あるある!笑

工場長西村豪庸

そうそう!
それは、もうしゃーないって言ったらおかしいけど 笑

ナレーターやまだひさし

分かりますよ!
こっちもそこはある程度は範囲内というか。

工場長西村豪庸

まぁ、『知らぬが花』ってこういうときに使うんだなって話じゃないですか。

ナレーターやまだひさし

例えば、それが本当にもう美味しくないって思ったら次は行かないしみたいなことで。

工場長西村豪庸

性善説に則ってというかね。
信頼関係でやってるわけじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

実際そうで、信用回復ってどんな人生を送るとかいろんな仕事のやり方とかにもよりますよね。

例えば、1個のミスをしたときにぐちゃぐちゃに怒られて、人格否定までされた人達もいると思うけど、本当に普段からミスを滅多にしない人で、たまに1回ぐらいってあると思うんですけど、そういうときに周りが助けてくれることってあるじゃないですか。

工場長西村豪庸

ありますよね。

ナレーターやまだひさし

そこで自分が積み重ねてきたものが評価されているしっていう。
そこをもちろん見てくれる上司がいる会社の方がいいと思いますけど。

そこは常にヒデちゃんとしては意識して、スタッフたちのことをそういうふうに見ているということですよね。

やるなって言われてもやるのがバカバイトでバイトテロ

工場長西村豪庸

「お前らミスすんなよ」

「バカバイト、バイトテロすんなよ」

みたいなこと言ったって、言われててもするからバカバイトでバイトテロなんじゃないですか 笑

本当のテロリストだって、

「人殺していいよ」

って言われてやってるわけじゃないじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

そうだね。

工場長西村豪庸

爆弾を持って

「自爆していいよ」

って言われてやってるわけじゃなくて、

「やるなよ、やるなよ」

って言われて、

「押すなよ、押すなよ」

みたいな感じでやるわけじゃないですか 笑

ナレーターやまだひさし

うん 笑

工場長西村豪庸

やるなっつってもやるのがバカなんだから。
やっちゃいけないのを分かっててもやるのが若気の至りだし、バカなんだから。

そのときに企業全体、ブランドの問題じゃなくて、その個人のバカ野郎の問題なんだって思ってもらえるような企業体。


「あそこは基本的にはいい企業体なんだけどね」

「いいチームなんだけどね」

「イケてんだけどね」

「でも、たまにはしょうがないよね」

ナレーターやまだひさし

「あれは会社じゃなくて、個人のバカが突然入ってきちゃったんだもんね」

っていうふうになってくれてればまだね。

あれが企業全体バカって言われちゃうと、それはちょっと違うんですよっていうことですよね。

とにかく今は大きなものを個人で勝手に叩きたいっていうか、叩けるメディアができちゃったもんだから、そこでストレス発散みたいなことをしてる人もいるからでしょうね。

工場長西村豪庸

そうなんすよね。

ナレーターやまだひさし

普通だったら、個人がそんな大手に向かってそういう喧嘩は今までは打てなかったけど。
このSNSのおかげで匿名でできちゃうんですよね。

工場長西村豪庸

一方、携帯を取り上げられててアップができないかもしんないけど、影でこっそりやられてて気付かずにさっきみたいに食ってるのと、アップされて炎上もしくは炎上しなくても、チクられてなくなるのとどっちが俺たちの為かっていったら、なくなってくれた方が良くないっすか?笑

ナレーターやまだひさし

そうね 笑

工場長西村豪庸

結局は承認欲求、自己顕示欲だから一生懸命取り上げてゼロにしようとするよりも、ほっといて

「バカはいるよね」

ってなって、それを

「あぁ、またバカきたわ」

ってスルーしてれば

「つまんね」

ってなる。

ナレーターやまだひさし

反応してほしいわけだから。
僕らもこのニュースに関して加担していけばいくほど、余計に相手の思う壺というか。

工場長西村豪庸

だから今、俺らはこの話してるんで思う壺ですよ 笑

ナレーターやまだひさし

そうなんだよね。
ポッドキャストでわざわざ取り上げちゃったよ!

じゃあ、お玉を股間に当てたやつをゲストに呼んじゃう?笑

工場長西村豪庸

ハハハ!

ナレーターやまだひさし

って、なっちゃうわけよ!

「君はどうしてそんなことを思いついたのかな?」って 笑

工場長西村豪庸

「えっ? やまださんは、お玉を股間に当てたこと1回ぐらいないですか?」

なんつってね 笑

バカ野郎をクビにするのも社長の大事な仕事

ナレーターやまだひさし

今のところ採用できそうなバカはいました?

工場長西村豪庸

採用できそうなバカ?
いやぁ〜しなくていいかな 笑

ナレーターやまだひさし

いないっすか!?
インスタイルに入れたら夢があるんですけどね!

工場長西村豪庸

基本、バカ野郎をクビにすることって、社長の大事な仕事だから 笑

ナレーターやまだひさし

おかしいな〜!
俺も昔はバカだったって、さっきヒデちゃん言ってたのに 笑

工場長西村豪庸

いやいやいや!
やっぱ、それでいいって言ってるわけじゃなくて、ある程度のところで更生してくれないと 笑

ナレーターやまだひさし

そうだね 笑
ちゃんとそこで反省を基に何をもって自分が…

工場長西村豪庸

ずっとバカでいいとは言ってないんで 笑

ナレーターやまだひさし

分析して変わっていかないと!笑

工場長西村豪庸

俺もバカだったから分かるけど、

「ずっとバカではいちゃいけないよ」

って言ってるだけで!笑

「ずっとバカでいいんだぞ」

「インスタイルはバカばっかりだ」

って言ってるわけじゃないんで!

ナレーターやまだひさし

残念だったな、やっぱりバカは採用されないな 笑

工場長西村豪庸

いや、今はバカでもちゃんと言うこと聞く素直なバカだったらいいんですけどね、みたいな 笑

ナレーターやまだひさし

そうだね。

だとしたら、

「すみません、今いろんなところの就職の面接を受けても昔やったSNSが原因で」

「股間のお玉の件なんですが、反省はしたのでインスタイルに入れてください」と 笑

工場長西村豪庸

続いての面接のお客様は商品を舐めて袋詰めしちゃった彼で、その次の方はピザをつまみ食いしちゃった彼で、その次の方は…みたいな 笑

ナレーターやまだひさし

行列になってる 笑

「インスタイルなら入れてもらえるって聞いたんですけど」みたいな!

工場長西村豪庸

やめろやめろー!笑

ナレーターやまだひさし

でも反省してるんですよ!笑
反省してすごい優秀になってたとして!

工場長西村豪庸

じゃあいいよ!笑

ナレーターやまだひさし

夢があるわ〜!
1個だけ就職先があったぞ 笑

工場長西村豪庸

ちゃんと反省して、次はうちでSNSにアップして、 「バカバイトテロ2」をやったら、マジみじん切りにしてアメ色になるまで炒めますけどね!

ナレーターやまだひさし

そうだね、本当に何も残らない状態に 笑

工場長西村豪庸

でも、そいつは賠償金を払うためにうちでバイトしてるのに「賠償金2」みたいなね!笑

ナレーターやまだひさし


そういうやつが入ったら、そいつはバカの気持ちが分かるからすぐに察知できるんじゃないかと!

今日は以上です!
みなさんもバイトテロに気を付けてくださいね。


「西村豪庸の『社長工場』」
「毎週1000万投資」と題しまして、情熱を持った起業家へエンジェル投資を行なっております。

エンジェル投資の詳細は第7回第8回の放送をお聞きください。

また、番組への質問・ご意見は下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。

西村さん本日もありがとうございました。

番組への質問・感想・相談受付

ポッドキャスト番組 西村豪庸の「社長工場」で聞きたいこと、起業・経営などで悩まれていること、今後取り扱ってほしいテーマ、ご感想など、皆さまからのご質問をお待ちしております。


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