Podcast

第29回 「ノンスモーカー社長とスモーカー社員」

喫煙に対するスタンスは社長の好みや文化の問題

読むポッドキャスト 第29回「西村豪庸の『社長工場』」

    トピックス一覧
  1. 西村工場長は普段たばこを吸うのか
  2. 2020年4月1日から東京都で受動喫煙防止条例がスタート
  3. 喫煙者に対するスタンスは社長の好みの問題
  4. 「IQOS」や「プルームテック」だったらどこで吸っても大丈夫なのか
  5. 喫煙者に対する考え方が企業によって違うのは好みや文化の違い
  6. お酒で問題を起こしてもお酒自体は悪くない
  7. コードとかマナーであるうちに守っておくと快適な文化社会や会社でいられる
  8. お酒やたばこを本当に愛してるんだったら肩身が狭くなることをしてはいけない
  9. マナーが守れないとルールになってペナルティがつく
  10. 紹介してくれる人の顔に関わるときはちゃんとスーツを着る
  11. たばこを吸うなら美しく吸うべき
  12. もし日本でも大麻が合法化されたらどうなる?

ナレーターやまだひさし

西村 豪庸(ひでのぶ) の社長工場!!


こんにちは、やまだひさしです!

ポッドキャスト番組「西村豪庸の『社長工場』」では、インスタイルグループの代表を務める、経営コンサルタントの西村豪庸さんが、ビジネス・経営に関することを独自の視点で解説していきます。

西村さん本日もよろしくお願いします。

工場長西村豪庸

お願いします。

西村工場長は普段たばこを吸うのか

ナレーターやまだひさし

ヒデちゃんは普段たばこは吸わないですね?

工場長西村豪庸

吸わないですね。

ナレーターやまだひさし

僕も吸わないので見たことないんですけど、昔は吸ってましたか?

工場長西村豪庸

昔から吸ってないです。

ナレーターやまだひさし

小さい頃とか

「ちょっとグレようかな」

っていうときも吸ってない?

工場長西村豪庸

きっとグレてたんだと思いますけど、吸ってないです 笑

ナレーターやまだひさし

すごい!

普通は流されて、みんな吸うから吸うみたいな時期もかたくなに?

工場長西村豪庸

うん、あまのじゃくなんでね 笑

ナレーターやまだひさし

普通はマンガとか映画を見て影響されたり、仲間が吸ってたからとか。

あとは、葉巻になると別だから吸うっていう人もいたりするんですけど、そういうのもない?

工場長西村豪庸

シガーアドバイザーとかシガーマネージャーとか接客の資格は持ってますよ。
だからシガーは吸いますよ。

ナレーターやまだひさし

飲食だったからね。
そのときだけはチェックしたりするから吸うけど、日常化はしてないと?

工場長西村豪庸

そうです。

ナレーターやまだひさし

実は、50年ほど前までは男性の約80%が喫煙者だったそうです。

今だと本当に信じられないと思うんですが、映画館でもバスでも電車でも学校の職員室でも喫煙OKで、1999年頃までは飛行機の機内でもOKでしたもんね。

工場長西村豪庸

うん、そうですね。

2020年4月1日から東京都で受動喫煙防止条例がスタート

ナレーターやまだひさし

2020年4月1日から東京都では、『受動喫煙防止条例』の施行により、いよいよ飲食店は原則禁煙になるんです。

工場長西村豪庸

そうっすね。
割と飲食の人でも知らない人が多いけど。

ナレーターやまだひさし

オリンピックの年には原則的に飲食店では吸っちゃダメだと。

工場長西村豪庸

そうです。

ナレーターやまだひさし

そのことがあって徐々に喫煙者が減少してまして。

去年JTが発表した2018年の『全国たばこ喫煙者率調査』では、男性の喫煙者の割合が27.8%まで下がってきていて、男女合計でも17.9%まで落ちてきているんですよ。

工場長西村豪庸

そんなもんでしょうね。

ナレーターやまだひさし

喫煙者の方が、飲食店でも外に出て吸うだとか会社の外で吸うみたいな、いろんなところで肩身の狭い思いをしているなっていうのが分かります。


今は

「星野リゾート」

「製薬会社のファイザー」

「ロート製薬」

「スポーツジムのセントラルスポーツ」

などは従業員の禁煙も促進していますので、

「喫煙者を新規で採用しない」

なんていう会社も増えている。


経営者からすると喫煙者だけたばこ休憩があったり、わざわざ喫煙スペースを用意したりしなきゃいけないのは不効率で生産性も低いんじゃないかと。

工場長西村豪庸

うん。

ナレーターやまだひさし

一方、喫煙者にとったら

「いやいや、たばこを吸ってるだけで採用してくれないなんて人権侵害じゃないの?」

なんていう反対の意見もあったり。

工場長西村豪庸

なるほど。

喫煙者に対するスタンスは社長の好みの問題

ナレーターやまだひさし

社長がたばこを吸う方だったら、従業員がたばこを吸うことになんの抵抗もないと思うんですけど、西村さんのようにたばこを吸わない社長の場合は、喫煙者をどう思っているのかも聞きたくて。

工場長西村豪庸

基本

「みんなやめればいいのに」

って思ってますよ。

ナレーターやまだひさし

ってことは、西村さんのグループでは喫煙者はいない?

工場長西村豪庸

いや、います。

ナレーターやまだひさし

やっぱいる?
それは別に採用、不採用にはあんまり関係ない?

工場長西村豪庸

あんま関係ないけど…

それは好みの問題だから。


僕は

「やめればいいのに」

と思うし、向こうは

「吸うわ」

って思うじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

なるほど。
そんなに差別的なことをしてるわけではないということですね。

工場長西村豪庸

しませんね。

ナレーターやまだひさし

これは今でもあんま変わらない?
今後はちょっと変えようと思ってますか?

工場長西村豪庸

今までもこれからも僕は非喫煙者だし、喫煙者に対するスタンスは変わんないですね。


それこそ星野リゾートさんは接客業だから、

「臭いより臭くない方がいいでしょ?」

って言ってるんだろうし。

製薬とかスポーツジムとかの健康系も

「医者の不養生は通用しないよ」

っていう意味じゃないですか。

社長の好みだと思うんですよね。

それこそJTさんは、エレベーターから匂いするし、どこ行ったって吸えますからね 笑

ナレーターやまだひさし



グループの中には喫煙所は設けてるんですか?

工場長西村豪庸

喫煙所がある会社もあれば、ない会社もあるし…。

オフィスを借りるときにメンツに喫煙者がいる場合は、ビルのどこで吸えるか、喫煙所があるかとかはチェックするので、迫害しようとは思ってないですよ。

ナレーターやまだひさし

そういうことね。

工場長西村豪庸

僕とクリエイティブの田浦が、グループのオフィスのデザインとか設計とかを全部するんで、物件を見に行くじゃないですか。

そのときに、

「俺らはたばこを吸わないから気にしないでいいよね」

じゃなくて、

「たばこを吸うやつがいるから、ここには喫煙所が要るよね。こういう動線だよね」

っていうのはもちろん話すけど。

「IQOS」や「プルームテック」だったらどこで吸っても大丈夫なのか

ナレーターやまだひさし

今だと電子たばこみたいなものが出てきて、

「あんまり臭いもしないし害もないから許してくれよ」

みたいなのはどうですか?

工場長西村豪庸

極論ですけど、

「IQOSだからいい?」

って言う人と

「プルームテックだからいい?」

って言う人がいると、プルームテックは完全に臭いもなくて水蒸気なんで許せるかなっていう気持ちもあるけど。

IQOSは、なんだかんだいって臭いはするって話なんですよ。

ナレーターやまだひさし

するねぇ。
たばこではないけど独特の香りがしますよね。

工場長西村豪庸

飲食店でも、

「プルームテックはOKだけど、たばことか他の電子たばこはダメ」

って言ってるところがあるのは、そのせいだと思いますけどね。

ナレーターやまだひさし

まさに『Provision』はそうですね。

工場長西村豪庸

そうですね。

ナレーターやまだひさし

店の作りたいイメージとかお客さんのことも考えて、店の匂いが別の形で付いちゃうのは嫌ですよと。

喫煙者に対する考え方が企業によって違うのは好みや文化の違い

工場長西村豪庸

僕がファイザーとかロート製薬の社長だとして

「薬を売ってるのに肺がんリスクが高まるとか嫌だよ。医者の不養生みたくなりたくねぇよ」なのか、

JTの社長だから

「みんなが、たばこをどんどん吸って当たり前でしょ」なのか、

星野リゾートの社長だから

「接客するときに、たばこの匂いがすると不謹慎に思う人や気分が悪い人がいるでしょ」ってなったら、

それは好み、文化だから。

酒を飲むか飲まないかとか肉を食うか魚を食うかとかと一緒で、たばこを吸うか吸わないかの問題だと思うんですよね。

ナレーターやまだひさし

確かにね。

工場長西村豪庸

結局、周りに迷惑な吸い方とかが好きじゃないんですよ。

ナレーターやまだひさし

特にたばこの場合は副流煙で人にも…。

工場長西村豪庸

8〜9割が吸ってた場合は、

「みんなほとんど吸うから気にしねぇだろ」

ってなってたけど、今は1〜2割しか吸わなくて大多数が変わっちゃったから、しょうがないですよね。

お酒で問題を起こしてもお酒自体は悪くない

ナレーターやまだひさし

お酒の話も出ましたけど、ヒデちゃんはそんなには飲まない?

工場長西村豪庸

うーん、飲まないですね。

ナレーターやまだひさし

僕が飲むときには一緒に飲んでくれますけどって感じですよね。

工場長西村豪庸

はい。
エンドレスで飲めますけどね 笑

ナレーターやまだひさし

飲めますけど毎日浴びるほど飲まないし、お酒で記憶を失ったりとかはないし、マッサージを呼んで危害を加えたりすることもないですもんね 笑

工場長西村豪庸

なんのことか分からないけど続けましょうね 笑

ナレーターやまだひさし

みんな

「お酒のせい、お酒のせい」

って言うんですけど、お酒は悪くないんです!

工場長西村豪庸

お酒で拡大されてしまった自分の落ち度のせいですからね!

ナレーターやまだひさし

その通りです!

いろんなグループやいろんな人に言ってやりたいんだけど、お酒のせいではない!笑

工場長西村豪庸

お金も一緒ですよね!

「あいつは金持ちになって変わった」とか

「酒を飲んで変わった」とかって、

それ自体が悪いわけじゃなくて、元々あるものが拡大されただけで。


それは、料理を作ったら「うまい料理を作ってくれてありがとう」だけど、“人が殺されたら凶器になる包丁” と一緒で、それ自体に悪さはないので。

コードとかマナーであるうちに守っておくと快適な文化社会や会社でいられる

ナレーターやまだひさし

お酒を飲む人は生産性がないとか何か起こしちゃうといけないから、禁酒ってルールに変わりますかね?

工場長西村豪庸

別に酒とかたばことかだけじゃなくて、グループにもコンサルティングクライアントの社員にも全般的に言うんですけど…

ルールじゃなくて例えばドレスコードのようなコードとかマナーであるうちに守っておくと、快適な文化社会、会社でいられるんですよ。

ナレーターやまだひさし

素敵!

工場長西村豪庸

もともとマナーって、フランスの王侯貴族が縦長のテーブルにワーッと並んで、

「俺は右から座ってあいつは左から座るとぶつかるから、みんな右から座って右から出よう」とか

「右から座って、左から出よう」って決まって。

それに対してサービスも

「そうやってお客さんが座るから、右から出して左から下げよう」とか

「右から出して右から下げよう」

とかって決まっていったわけですよ。

今は長テーブルで食事することは晩餐会ぐらいしかないから、その成り立ちを知った上で右出し左下げとか、右出し右下げにこだわる必要はないわけですよ。


それがルールだって思って右出し右下げにこだわると、例えば僕とやまださんが右側に頬杖をつきながら楽しく喋ってるのに、

「はい、失礼します」

って右出し右下げやられたら、うざったいじゃないですか!
これはルールになっちゃったら、うざいんであって。

ナレーターやまだひさし

そうだね。

工場長西村豪庸

でもマナーの成り立ちとしては、その場のみんなが良かれと、円滑に回っていけよと…。

マナーですごい好きな話は、フィンガーボールを飲んじゃったお客さんが目の前にいて、恥をかかせないために自分も飲んだっていうマナーの本があるんですけど。

それは、そのテーブルが

「円滑に進んでいけよ」

という愛なり気持ちの表れじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

そこで指摘する必要もないわけだし。

工場長西村豪庸

そうあれよと思うんですよ!

「それフィンガーボールだから手を洗うもんで飲むもんじゃないですよ、ギャハハー」は、マナーじゃないんですよね。

ナレーターやまだひさし

みんなにある程度の道徳観念があったりすれば、本来はそんなこと言わなくても…

工場長西村豪庸

例えば、1時間に10分も20分も30分もずーっとたばこ休憩に出ていって、後で聞いたら

「たばこ休憩って言うけど違くて、たばこを吸いながら会議しててもう話が決まっちゃったんだよね。だから俺らにとっては仕事だったんだよね」

みたいな。

それを1日に何度もやってると、非喫煙者から見たらビジビリティ(可視性)が低いわけじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

そうだね、分かんないから。

工場長西村豪庸

それで本当かどうかも分かんないから不公平感が出る。

もし僕が喫煙者だったら絶対それはしないです。


例えば、たばこ休憩は1日3回とか5分なら5分って決めて、吸ってない人に対してもジュースを飲ませるなり奢るなりして公平であれよっていうマナーのうちにやっておけば、その会社はそのままうまくいくけど。

そのままやらないとどうなるかっていうと、

「たばこ休憩、一服休憩は1時間に5分まで」

「1日に5分、必ず喫煙者も非喫煙者も同じように出ていって、非喫煙者はジュースを飲むように」

みたいな。

それはさむいじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

何も楽しくない!
休憩でもなんでもない!

お酒やたばこを本当に愛してるんだったら肩身が狭くなることをしてはいけない

工場長西村豪庸

マナーとかコードなうちに守っておくのが快適な社会なんです。


例えば昔は「DEN」っていう文化があったわけですよ。
今も一応ありますけどね。

たまに間取り図とかを見てて「1LDK+DEN」とか書いてあるじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

DENってあるある!
あれ何?

工場長西村豪庸

あれは、晩餐会の後にレディースの皆様はお茶会にして、ジェントルメンの僕らはディジェスティフ(食後酒)でブランデーとかを飲みながら葉巻を吸う。
その隠れ家がDENなんです。

葉巻の煙がいかないように隔離されてて、そこで商談をしたり、ちょっと下ネタとかを話しながら…

ナレーターやまだひさし

そういう社交の場になってるわけだ。

工場長西村豪庸

その文化は全然ありだと思うんですよ!
淑女の皆さんに迷惑をかけてないし、これはすごい美しいと思うんですよ。

でもそうじゃなくて、今の喫煙者は歩きたばこしてて子供の目を潰しちゃったとか、すぐポイ捨てするとか…
そういうところがなければいいんですよ。

ナレーターやまだひさし

ここまでにならなかったかもしれない。

工場長西村豪庸

それは飲酒だって同じなんですよ。
絶対に自信があるけど、どんなに飲んだって僕が暴れ回ったとか、説教し始めたとか、泣き始めたとか、ないはずなんですよ!
だって抑えてないから。

ナレーターやまだひさし

見たことない!

工場長西村豪庸

たばこだってそうですよ。
嗜好品だから!

お酒とかたばことか車でもいいですけど、それを本当に愛してるんだったら、

「それの肩身が狭くなることをするなよ!」

ってことなんですよ。


たばこが悪い、お酒が悪いになっちゃうじゃないですか!

ナレーターやまだひさし

確かに。
好きなんだったら、なんでそんな扱いをするんだと!

工場長西村豪庸

例えば、僕は「フェラーリ」が好きで乗ります。

「運転マナーをきちんとして、よく分からないことをしません」

ってしてれば

「さすがフェラーリ乗りだね」

ってなるけど、運転マナーが荒く調子に乗った運転をして、よく割り込んで子供にも優しくないってなると、

「だからフェラーリ乗りは嫌なんだよ」

ってなるわけじゃないですか!

ナレーターやまだひさし

なる!

工場長西村豪庸

本当にフェラーリが好きだったら、そういう運転をすればいいし。

ナレーターやまだひさし

なかなかそうならないんだよね…。

工場長西村豪庸

ポイ捨てするんだったら、たばこなんか吸わなきゃいいし。

「だから喫煙者の肩身が狭くなるんだよ」

って話じゃないですか。

ナレーターやまだひさし

自分でやってるようなもんじゃないと。

工場長西村豪庸

「それが本当に好きなんだったらね」

っていうとこなんですよ。

「嗜好品なんだったら美しく嗜めよ」

と思うわけですよ。

ナレーターやまだひさし

それさえできたら、わざわざルールとか法律にしなくたって共存してうまくいけるはずなんですけどね。

工場長西村豪庸

極論だけど、本当に好みだから。

マナーが守れないとルールになってペナルティがつく

ナレーターやまだひさし

このままいったら、いろんなものが禁止になりそうな流れですよ。

工場長西村豪庸

ルールになっちゃいそうだよねってことですよね。

マナーやコードであるうちに守りきれなかったらルールになって、ルールになるとペナルティがあるんですよ。

ナレーターやまだひさし

そうだね!

昔は飲酒運転の規制がそこまで厳しくなかったのは、ある程度モラルやマナーがあって、

「乾杯の1杯くらいはいいけど、そのときはすぐ帰るんだよ」

みたいなのがOKだったときはいいんだけど。

工場長西村豪庸

そのなんとなくが、だんだんだらしなくなっていって、エポックメイキングな悲しい出来事とか事件があったりして厳罰化に向かい、肩身が狭くなるわけですよ。

お酒にしたってたばこにしたって、元々はメソポタミア文明とかハンムラビ法典の頃から記されてる人類の大事な文化なわけですよ。


競馬だって、

「成功したら馬を買いなさい」

って言う人がいるのは、お金持ちになって馬を買って支える人がいないと、あの文化がなくなってしまうから。

ナレーターやまだひさし

そういう側面もあるのか。

工場長西村豪庸

そこで、テレビとか漫画で見るような

「あ"ぁ〜行げ〜〜!」

って競馬狂いみたいな状態ばっかりになって全部がおろそかになると、

「だから競馬ってダメなのよ」

ってなって…

ナレーターやまだひさし

…ってイメージが付いちゃうと。

工場長西村豪庸

本来は王侯貴族の嗜みだったりしたのにみたいな。

ナレーターやまだひさし

そこが今だと完全にないがしろになっちゃってますね。


「禁煙法が決まりました」

っていうのは、昔の『禁酒法』のアル・カポネじゃないけど 笑

工場長西村豪庸

どんどんルールになって、どんどん厳しくなっていくのって健全というか、楽ではあるんですよね。

ナレーターやまだひさし

分かりやすく明文化しちゃった方が。

工場長西村豪庸

極論ですけど無菌室になっていくようなことって、やりたくないんだけど…

だから

「マナーでいるうちに常識で」

とかって言うんだけど。


明文化されてないと明文化されてないで、やらかしてしまう人がいて難しいんだけど、その難しいことを実現すると快適だけど…。

紹介してくれる人の顔に関わるときはちゃんとスーツを着る

ナレーターやまだひさし

ロボットじゃなくて人間だからこそ、そこをやってほしいということですよね。
AIだとそれをどっちかに決めなきゃいけないので。


前にヒデちゃんが言ってたけど、

「スーツを着てる人たちとミーティングになるときは僕だってスーツを着ますよ。だけどカジュアルでも問題ないときには無理して着ないし」っていう。

そこは分かるじゃないですかと。

工場長西村豪庸

もしくは、周りの人がスーツでも僕の名前しかかかってなかったらデニムにカットソーで行きますけど、僕を紹介してくれる人が来ますとか、その人の顔に関わるんだったら僕はちゃんとスーツを着ていきます。

なぜなら、その人の顔に関する責任は取れないから。

ナレーターやまだひさし

っていうことだもんね!
それがマナーなんですよね。

その人がどうなのかって考えたときに、この格好にしておいた方がいいのかなと。

工場長西村豪庸

僕は理由なき反抗をしたいわけじゃなくて、単純にデニムとカットソーの僕の格好に目くじらを立ててる人が僕のコンサルティングを全部受け入れられるとは思えないからなんですよ。

僕のリトマス試験紙なんですよ 笑

ナレーターやまだひさし

違和感があるような人がいる可能性もあるから。

工場長西村豪庸

だったら最初から分かった方がいいんですよ 笑

ナレーターやまだひさし

そういうことなんだよね。

そこは人間ができる唯一のことなんだけど、全部こうやってルール化しようとしてるのは完全に動物的な判断になってきてる。

工場長西村豪庸

せっかくなら文化だから、できれば美しいまま残ってほしいし。

ナレーターやまだひさし

お互いが思いやりみたいな感覚を持った中でバランスを取っていれば、全然問題なかった話なのにね。

たばこを吸うなら美しく吸うべき

工場長西村豪庸

僕は何度も言いますけど、喫煙者を迫害してないのはそのせいなんですよ。

グループの社員に対しても社長に対しても

「吸うなら美しく吸えよ」

っていうスタンスなんですよね。


非喫煙者がいっぱい居る飲み会で周りに断って

「吸っていい?」

って言って、周りが全員OKを出してて吸ってたらいいんですけど、だいたいそこで断らずに吸い始めるんですよ。

ナレーターやまだひさし

もしグループの従業員でそんなやつがいたら

「それはちょっと違うだろ!」

って話ですよね?

工場長西村豪庸

それはちゃんと注意するし、そのためにも僕はわざと非喫煙者なんですよ。

だって僕には気を使うし、僕に対して問答無用で吸うやつなんてそんなにいないから。

ナレーターやまだひさし

さすがにね。

工場長西村豪庸

逆に言ったら僕に対しても問答無用で吸うようだったら、そいつは本当に悪気がないんですよ。

ナレーターやまだひさし

本当に気にしてなくて…

工場長西村豪庸

だから教えてやればいい話だし。

ナレーターやまだひさし

「あれ? ダメでしたっけ?」

みたいなやついますからね 笑

工場長西村豪庸

そうなんですよ。

ナレーターやまだひさし

例えば社長の前では吸わないけど他の従業員の前では吸ってる。
しかもマナーもあんまり気にせずってなった場合は…

工場長西村豪庸

「ダサいよね」

って話じゃないですか。

ナレーターやまだひさし

言えますもんね。
どっかでそういう仕事をしている可能性もあるよと。

それこそ素敵なリトマス紙ですね。
そこで分かっちゃいますもんね。

工場長西村豪庸

僕の中では、たばこを吸うことがダメでもなくて、たばこを吸わないことがダメでもなくて、酒を飲むことが飲まないことがって全部一緒なんですよね。

もし日本でも大麻が合法化されたらどうなる?

ナレーターやまだひさし

今や大麻が世界で合法化でございます。
新入社員が大麻をずっと吸っている人だったらどうですか?

工場長西村豪庸

平和っすね 笑

ナレーターやまだひさし

「だって合法なんですよ、社長!」

って言ってポケットにいっぱい入れてきて、

「西村さんもいきます?」

って言うような人は採用しますか?笑

工場長西村豪庸

多分するんじゃないですか 笑

ナレーターやまだひさし

おぉ! いいですね〜!
インスタイルグループは寛容ですね!笑

だってもう2018年10月はカナダOKですからね。

工場長西村豪庸

嗜好品だからね。

それでTHCでぐでんぐでんに酔っ払って使い物にならなかったら、

「それはまた大麻の肩身が狭くなるからな」って

全く一緒ですよ!

豚肉だろうがコーラだろうが砂糖だろうが、なんだって一緒なんですよ。

ナレーターやまだひさし

問題は、それをどこでどのような形で嗜好していて、仕事との影響を冷静に見たときにコーラでもダメなものはダメだしっていうことですよね?

工場長西村豪庸

そうです。

ナレーターやまだひさし

大麻が合法でも西村さんは吸いますか?

工場長西村豪庸

えっ、吸うんじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

西村さん的には、たばこは吸わないけど葉巻みたいな物と一緒で大麻ってなったらそんなに?

工場長西村豪庸

だって、たばこより害がないのを知ってるから 笑

ナレーターやまだひさし

確かにそれは証明されてますからね。

やがて日本も合法になるんですかね?
たださっき言ったように、たばこでさえ酒でさえこんなにマナーの悪い日本人ですよ。
大麻が来たらどうなるんでしょう。

工場長西村豪庸

マリファナってハッピーにっていうか基本的にはパッパラパーになるだけですからね。

アメリカでも

「眠れないんです」

って言うと処方されるようなもんですからね。

ナレーターやまだひさし

いい方に向かってくれればね。

工場長西村豪庸

うまくやればいいんじゃないですか。
結局、酒と一緒ですよね。

例えば、マリファナを一服とポーランド産のウォッカで96度あるスピリタスを一気するのと、どっちが辛いかっていったら、医学的に見たら96度あるウォッカの方がキツイけど。

この国の法律ではマリファナは非合法でポーランド産の70回以上蒸留されているスピリタスの一気は合法だから 笑

ナレーターやまだひさし

不思議だ!笑

工場長西村豪庸

まぁまぁ、マナーのうちにね。

海外は歩きながら飲酒するなんて、まず無理じゃないですか。
缶ビールを片手に歩けるのは日本くらいじゃないですか。

ナレーターやまだひさし

確かに!
そっちの方が「悪だ」という位置づけでしょ?

工場長西村豪庸

結局、文化の違いですよね。
これも文化なんですよ。

「わざわざマリファナを吸わなくていいじゃん」

「わざわざたばこを吸わなくていいじゃん」

とかって文化だから、

「わざわざクジラを取って食わなくていいじゃん」

って言われてるのと一緒なんですよ。

文化なんで、良かれと思っていいものとして、

「それを愛してるんだったら美しくあれよ」

っていうことだけなんですよ。

ナレーターやまだひさし

好きな人にとってみたらそこはたまらないものだったりもするし、いいように使っている人もいますからね。
なんでも禁止って言うことも決していいことではないかもよってところで。

すごく今日は良かったね。
皆さんいかがでしたでしょうか?
今後聞いていただいた上で、是非感想も聞きたいところですね。


「西村豪庸の『社長工場』」
「毎週1000万投資」と題しまして、情熱を持った起業家へエンジェル投資を行なっております。

エンジェル投資の詳細は第7回第8回の放送をお聞きください。

また、番組への質問・ご意見は下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。

西村さん本日もありがとうございました。

工場長西村豪庸

ありがとうございました。

番組への質問・感想・相談受付

ポッドキャスト番組 西村豪庸の「社長工場」で聞きたいこと、起業・経営などで悩まれていること、今後取り扱ってほしいテーマ、ご感想など、皆さまからのご質問をお待ちしております。


    お名前 (公表することはございません)*


    メールアドレス*


    職業・職種


    年齢


    工場長に聞いてみたいこと、今後取り扱ってほしいテーマなど*